2015年 この漫画が面白かったベスト50
2016年もスタートということで、ほとんど更新してないこのブログですが、毎年恒例のコレだけはやっておこうと思います。
2015年に読んだ漫画の中で特に印象的で個人的に面白かった作品を50作挙げてみます。
最近は仕事で疲れてるせいか、あまり内容の重い作品は避けて、なおかつ長期連載も避けてる傾向なので、あの作品が入ってねぇとか石とか投げないでください。
【50位】百万畳ラビリンス
コミックLOの表紙イラストなどで人気のイラストレーターたかみちの漫画作品。
ゲーム会社で働く礼香と庸子は気づくと見た目は社宅だが無限に広がる不思議な建造物の中にいた。
礼香のゲームのバグを発見する天才的な才能でゲームを攻略するが如く脱出を試みる。
イラストレーターだけあって、さすが絵が見やすいし凄く上手い。
この空間は何なのか、誰の手によるものなのか、謎が明かされていく感覚が気持ち良い。
上下巻ですっきり終わるのも良いです。
【49位】花とアリス殺人事件
かつてクラスで起きたと噂される殺人事件、殺された男子高校生の"ユダ"には4人の妻がいたという。
転校生のアリスは真相を追ううちに鍵をにぎる不登校のクラスメイトの少女・花と出会う。
『花とアリス殺人事件』の映画はまだ見れてないですが、前作(?)の『花とアリス』は大好きでした。
もともと岩井俊二も道満晴明も大好きですが、この2人の接点が謎すぎてビックリです。
道満晴明の奇想天外っぷりもありつつ、1巻で綺麗に伏線回収して終わるのでサクっと読めて良い作品です。
【48位】お尻触りたがる人なんなの
前作『アナーキー・イン・ザ・JK』が注目を集めた位置原光Zの新作。
主に女子高生が下ネタトークを繰り広げているユルいギャグ漫画。
こんな絵柄で妙に可愛く見えてくるから不思議です。
基本WEB連載してたものがメインなのでダラダラまったり読むのに良い作品。
【47位】ヲタクに恋は難しい
pixvからスタートして、『このマンガがすごい2015』の女性向けで1位を獲得、大ヒット中の作品。
オタク同士の社会人カップルのやりとりを面白おかしく描いてます。
こういう友達の延長の恋っていいなぁ。
【46位】徒然チルドレン
青春・恋愛がテーマの人気WEB漫画のコミック版。
微笑ましくて初々しくてニヤニヤです。
菅原×高野ペアが好きなので、早く幸せになりやがれです。
【45位】UNCOntrollable
UNCOntrollable(アンコントローラブル)(1) (メテオCOMICS)
- 作者: 宮場弥二郎
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 2015/11/12
- メディア: コミック
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何かを我慢する女の子がテーマのギャグ漫画。う●こ漫画。
ほとんどが下ネタで巷の萌え漫画とは一線を画しているおぞましい作品。
前作『キメらるクラブ』の2巻出ないなぁと思ってたらペンネームも変えて違う作品出してた。
どういうことだ・・・おい。
ていうか、この作品って数年前にコミティアで出したやつの焼き直しだよね?
【44位】GIANT KILLING
ついに日本代表に選ばれた椿。
大阪ガンナーズ戦から舞台は国際親善試合へ。
もう既にかなりの長期連載作品となりましたが、未だに面白さをずっと維持しつつげてるのが凄い。
【43位】ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)
- 作者: 柳内たくみ,竿尾悟
- 出版社/メーカー: アルファポリス
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: コミック
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アニメ化され人気を呼んだ"異世界×自衛隊"のコミカライズ版。
昔知り合いがお勧めしてて気になってましたが、アニメ化する少し前のタイミングでやっと読み始めました。
よくある話だと現代世界にモンスターが現れて大パニックとなるところが、あっさり自衛隊がボコボコにしちゃうところが斬新で面白い。
多少ネーミングセンスや設定に粗さが目立つかな~と思ってたら、元の原作は小説投稿サイトらしく、その辺はおおらかに見るのが正解かも。
なんか作画見覚えあるなぁと思ったら、以前アワーズで『迷彩君』を連載してた方だそうで、懐かしい!
【42位】バーナード嬢曰く。
バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)
- 作者: 施川ユウキ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2015/07/27
- メディア: コミック
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本がそれほど好きというわけではないが読書家として見られたい町田さわ子(通称バーナード嬢)を中心とした読書家あるある漫画。
といっても自分は小説はあまり読まないのでよく分かりませんが。
小説の本編を読まないであらすじとかで読んだ気になってることをネタにしてますが、自分がこの本を読んで結果的にそうなっちゃってます笑
↓のシーンはTwitterでもかなりRTされてましたが、音楽にしろ映画にしろ漫画にしろ他人からの目を気にして作品に触れてる人は本当やめてほしいです。
【41位】ランド
50歳になると必ず死ぬ村、その四方には神様がいて外に出ることは許されない。
少女アンはそれに疑問を持ち始め、村のしきたりを破ろうとする。
架空の村にあるにもかかわらず、その風習などの民俗的な描写が凄い。
ある程度予測はしていたが、それでもなお1巻ラストの展開はかなり衝撃的。
【40位】げんしけん 二代目
斑目ハーレム計画が順調に進行中。
そして女たちの争いが勃発中。(※約1名♂)
個人的にはアンジェラが良いと思うのだけど。
優しいしリードしてくれるし、遠距離なのを除けば一番良いような。
スーは応援したいけど、奥手同士で全然発展しなさそうだ笑
果たして斑目は誰を選ぶのか?!
【39位】衛府の七忍
今回は主人公は忍者。アイエエエエ!!!
登場人物は、『覚悟のススメ』の覚悟ほか過去の作品のキャラがモデルとなっていて山口貴由オールスターのような作品になってます。
近年の山口貴由の中ではかなりアッパー系のテンション高め。
前作の『エクゾスカル 零』はちょっと微妙な出来だったけど、今回はどう転ぶか?
【38位】刃牙道
ようやく完結したと思ったらまた連載始まるわ、トンデモない方法で宮本武蔵が現世に蘇るわ、その武蔵が蘇るという本来1話で終わらすべき序盤の話に20話も使うわ、宮本武蔵が恐竜レベルに強い範馬勇治郎と同格とか有り得ない設定だわ・・・
ツッコミ所を挙げればキリがないほど本当どうしようもねぇなぁと思いながらも何だかんだで読んじゃうわけですが、それでいて滅茶苦茶面白いのが悔しい。
そして、トーナメント編の1回戦で横綱に完敗した本部以蔵先生の大活躍。
まさかの公園本部の伏線回収。
もうワケが分からんけど続きが気になりすぎるくらい面白すぎる。
【37位】ラブやん
下ネタ漫画界のレジェンド、15年の連載ついに幕。
自分が読み始めたのは2002年頃からなので本当に感慨深いです。
田丸先生のことなので、まともなハッピーエンドを描けるのか心配でしたが、無事に丸く収まって良かったです。
【36位】彼女はろくろ首
ろくろ首の女子高生の日常を描いた作品。
奇抜なタイトルと設定ですが、ろくろ首なことを除けば普通に恋したり青春したりしてる作品で、初々しい感じが非常に可愛い。
【35位】ONE PIECE
ついにドフラミンゴ戦も終幕。
なんだかんだで頂上決戦並みの大勢のキャラクターが入り乱れる大混戦。
ただサボと藤虎の強キャラ2人が味方サイドにいたせいか、ちょっとハラハラ具合が弱かったような。
そして物語は新しい島"ゾウ"へ。
今年はサンジの年になるそうで、久々の活躍に期待です。
【34位】3月のライオン
ついに川本家の父親問題が決着。
羽海野チカ作品であそこまでの憎たらしい悪者キャラが出たのは初?
主人公の零君は頼もしいというか敵にしたくないとんでもないキャラになってきたなぁ笑
あと、今回は何気に雷堂さんがすごくいいキャラ。
来年ついにアニメ化&実写映画化決定で期待と不安です。
【33位】ヴォイニッチホテル
とある南国のホテルを舞台にした奇抜なキャラ達が繰り広げる摩訶不思議なお話。
道満晴明初の長編作品ついに完結。
魔女、悪魔、ヤクザなど色んなキャラの思惑が交錯する中、伏線回収して凄く綺麗に終わったと思います。
【32位】3×3EYES 幻獣の森の遭難者
3×3EYES 幻獣の森の遭難者(1) (ヤンマガKCスペシャル)
- 作者: 高田裕三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/27
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かつて3000万部以上売り上げた大ヒット妖怪伝奇漫画が久々に復活。
前にもどこかで書いたと思いますが、僕が小学校1年くらいの頃、親戚が忘れていった1巻を読んだのが最初で、初めて読んだ漫画のひとつが3×3EYESでした。
そこから完結するまでずっと好きで、かなり思い入れのある作品です。
正直復活のニュースは当初微妙な気持ちでしたが、懐かしのキャラ達の活躍を見るとやっぱりワクワクします。
まだ登場してない紅娘とかココとかアマラとかは今後出てくるのかな?
【31位】のぼる小寺さん
ありそうでなかったボルダリング漫画。
高校ボルダリング部の金髪ショートカットの小寺さんがひたすら登ってるの眺める作品です。
華奢な体で頑張る小寺さんかわいい。
【30位】ダンジョン飯
『このマンガがすごい2015』のオトコ部門で1位のほか各所で絶賛され今年最もブレイクした漫画のひとつ。
RPG風のダンジョンでモンスターを倒しては調理して食べるという、一風変わった料理漫画。
ユルく読めて笑えるので読みやすくて、沢山の人から好まれてるのも納得。
エルフのマルシルさんの必死な感じが良い。
【29位】アンゴルモア 元寇合戦記
アンゴルモア 元寇合戦記 (1) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: たかぎ七彦
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/02/07
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対馬に流刑された鎌倉武士の朽井迅三郎は曲者揃いの受刑者たちや島民とともにモンゴル軍を迎え撃つ。
圧倒的な戦力差の中、朽井の戦略で戦局を覆していき、徐々に島民からの信頼を得ていくさまがたまらなく爽快。
推薦文も、幸村誠、安彦良和、冲方丁といったそうそうたる面々。
2015年を代表する期待の作品。
【28位】娘の家出
思春期の女の子たちの様々な恋愛模様を描くオムニバスストーリー。
年の差あり、BLあり、何でもありのかなり飛ばした内容です。
今年は志村貴子フィーバーで色んな新作が出て、個人的に嬉しい年でした。
【27位】繋がる個体
主人公の30男と、5年前に別れた元カノと、そしてその妹のJKの三角関係を描いたラブコメ。
絵はあまり上手くはないけど、そこがまた妙な生々しさというか良い味を出してます。
JKに翻弄される主人公に感情移入し、読んでて心を乱されまくってヤバいです。
2巻で綺麗にひと段落し、3巻では主人公が変わりまた新たな展開に。
【26位】花と嘘とマコト
女子高生のハナはゾンビとなった友人のマコトとアパートで2人暮らし。
マコトがゾンビになる前、ハナに伝えたかったこととは・・・。
当初はユルい日常系と思いきや、中盤からかなりシリアスな展開に。
そしてラストで明かされる謎に壮大な感動が待っている。
あまり話題になってる様子はない本作ですが、隠れた名作だと思います。
【25位】水色の部屋
高校生の正文は若い実母に屈折した愛情を持ちながらも、仲の良い幼馴染の三吉恭子と平和な日常を保っていたが、ある男の登場によりその日常は崩れ始める。
高校生と性欲のギャグを得意としていた作者の初のシリアス作品の後編。
荒廃的な青春が、ストーリーは全然違うけど、なんとなく『リリイ・シュシュのすべて』を連想させました。
ラストはなんともいえない余韻に包まれます。
【24位】進撃の巨人
ここしばらくは王政との戦いで巨人は控え気味でしたが、最新巻ではついにラストバトルといった展開でテンションが上がってきます。
そろそろアニメの2期やらないのかな?
実写映画・・・? うっ・・・頭が・・・!
【23位】亜人ちゃんは語りたい
吸血鬼や雪女やディラハンの生徒と高校教師との日常を描いたギャグ漫画。
そういう人間以外の存在がマイノリティ程度にちょっと珍しい感じという設定も面白い。
それほど萌え漫画的でもなく『よつばと』とか『ヒャッコ』くらいの温度なのも良い。
よくある中身のない日常漫画とは違い、マイノリティに悩む描写があるのもこの漫画の特徴。
表情豊かな亜人ちゃん達が可愛いです。
【22位】宇宙兄弟
ついに宇宙へと飛び立ち順調に活動する六太たち、一方で、せりかはデマによるネットの炎上が原因で宇宙での実験の中止を迫られることに。
今回は所謂ネットイナゴといわれる人達がテーマのひとつに。
現実の炎上の話題をみても、どうしてニュースとかの断片的で曖昧な情報で他人を攻撃できるのか不思議に思います。
作品の中でも触れてますが、他人を攻撃してる言葉はそれを発している人の鏡。
みっともない恥ずかしい行為だという意識がもっと広がってほしいと思います。
いつもは六太が問題を解決してますが、今回はそっと背中を押すだけで、せりかが自分の力で問題を乗り越えようとするのが良かったです。
【21位】淡島百景
歌劇学校を舞台に生徒たちや先生など毎回2人をスポットを当てたドラマを描いてます。
『青い花』からもあのキャラが登場。
特に3話の『岡部絵美と小野田幸恵』が心を締め付けられる内容で良かったです。
【20位】わがままちえちゃん
中学生の"さほ"はある雨の日、"ちえ"という同年代の少女に出会うが、"ちえ"は他の人からは見えない幽霊でその正体は・・・
現実と妄想が入り混じったSF的なストーリー。
これは"ちえ"が現実と向かい合うお話。
怒涛の衝撃的な展開に驚きました。
志村貴子作品の中では異色な感じでしたが、以前にも『ルート225』や過去には星新一作品のコミカライズもやってるので意外とSF作品と繋がりは深いのかも。
ラストは余韻を残した感じなので、"その後"とか見てみたいなぁ。
【19位】甘々と稲妻
妻を亡くした高校教師と幼い娘と、教え子の生徒らが手作り料理で心を通わせていく暖かい作品。
どのキャラクターも温かくて優しくてかわいくて、読んでて泣きそうになります。
5巻のおまけの高校時代の話も素敵。
【18位】ホクサイと飯さえあれば
大学から東京へ引っ越してきた超人見知りな女の子、山田文子(通称ブンちゃん)の唯一の楽しみは料理作って食べること。
喋る人形(?)ホクサイや貧乏大学生の絢子らと料理を通した日常を描いてます。
絵がすごく特徴的で、芸術的なのに温かみがある感じで素敵。
【17位】イノサン Rouge ルージュ
イノサン Rouge ルージュ 1 (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 坂本眞一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/10/19
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18世紀のパリにおいてマリー・アントワネットやルイ16世など数々の重要人を処刑したシャルル-アンリ・サンソンの生涯を描いた『イノサン』の続編。
作者は『孤高の人』の坂本眞一で、超絶な画力で描かれる世界が凄まじく、1ページ1ページがまさに芸術。
優しかったシャルルが狂っていくのに対し、狂っていた妹マリーの方がまともに見えてくる。
以前から気になってた作品でしたが、沙村広明や中村明日美子らと参加した画展がきっかけで最近になってようやく読み始めました。
【16位】キングダム
長かった呂不韋との因縁の争いにもようやく決着。
凄い漫画であることは揺ぎ無ったですが、今年はアメトークのキングダム芸人でさらに知名度を上げて、ようやく正当な評価に繋がった気がします。
【15位】こいいじ
下町の銭湯で働く忠実(まめ)は幼馴染の聡太に実らぬ片思いをずっとしている31歳の独身。
一方、聡太は1年前に妻を亡くし娘と2人暮らしだが、そこへ初恋の相手の忠実の姉・由芽が帰ってきて・・・。
意外にも志村貴子先生の初女性向け漫画作品。
作者特有の優しくて切ない雰囲気が今回でも素敵。
主人公たちと年が近いのもありますが、感情移入しやすくて、それぞれ恋愛模様に読んでて心が締め付けられます。
【14位】死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々
死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(2)(少年チャンピオン・コミックス・タップ!)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/12/08
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不思議な空気感で心を抉り出してくる奇才・阿部共実の『空が灰色だから』に続くオムニバスストーリー。
どの作品も良いですが、2巻では男子中学生の儚い友情を描いた『8804』と、屈折したカップルの死を描いた『7759』の2作が漫画の表現力を超えた恐ろしい作品となっている。
芸術的にも見える美しくて悲しい描写で容赦なく心の弱いところを突き刺してきます。
【13位】惰性67パーセント
大学生の男女4人のダラダラちょいエロ日常漫画。
作者の紙魚丸さんエロ漫画出身だそうで、直接的なエロ描写はほとんど無いのにラッキースケベ的なエロさのバランスが素晴らしいです。
下ネタ多めのこのくださなさ加減が個人的にすごい好き。
あと個人的に巨乳メガネより微乳ジト目の北原さんが好きです。
自分も大学の頃よく自宅とかで男女で集まってダラダラしてたので懐かしい。
【12位】マドンナはガラスケースの中
爬虫類のウンチクと歳の差の恋マンガ。
爬虫類が性的対象の変わった性癖の主人公はペットショップで働く32歳。
ある日、店に訪れた女性に初めて人間に対してドキっとするが、彼女は実は大人びた小学生で・・・
由莉ちゃんが魔性すぎてかわいいー!!
徐々に恋に気づいてる感じで、この先どうなるのか!?
【11位】血界戦線
今年アニメ化され大ヒット。
異界の住民と人間が共存する世界一危険な街ヘルサレムズ・ロッド、そこで街の均衡を守ろうとする秘密結社ライブラの活躍を描いた作品。
連載スタート時は前作『TRIGUN』と比べて微妙な印象だったんですが、アニメ化と同時にハマり直しました。
原作は10巻で1部完、大きく盛り上がりました。
アニメもぜひ2期をやってほしい!
【10位】黒博物館 ゴースト アンド レディ
黒博物館 ゴースト アンド レディ 上 (モーニング KC)
- 作者: 藤田和日郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/07/23
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『うしおととら』で知られる藤田和日郎の新作にして『黒博物館』シリーズの続編。
劇場に出ると噂される幽霊<灰色の服の男> の元に一人の女性が現れ、自分を殺してほしいと頼み込む。
彼女の名は、フロレンス・ナイチンゲール。
歴史上の偉人ナイチンゲールと幽霊との数奇な運命を過去を振り返る形で描く。
全2巻の中で感動のラストへと繋がるドラマの構成力が素晴らしい。
実は藤田和日郎作品は高校の頃に『うしおととら』を何巻か読んで、あまりグッとこなくて、それ以来食わず嫌いになってました。
これを機に機会があれば他の作品も読んでみたいです。
【9位】僕だけがいない街
記憶は今のまま子供の頃にタイムスリップした主人公が当時起きた殺人事件を真相に迫る人気作品。
アニメ化と実写映画化も決定で、今年はさらに大盛り上がりしそう。
物語も核心に迫り、そろそろクライマックスか?
【8位】くも漫。
29歳でほぼニートというどうしようもない状態、ようやく働いた金で行ったソープのプレイ中にクモ膜下出血に襲われた筆者のノンフィクション漫画。
公開処刑すぎる状況に笑えて、かつ勉強になります。
ソープにいたことを出来るだけ隠そうとしてくれる病院側の人たちの気遣いが泣ける。
イメージキャラクターの"くまもん"ならぬ"くもマン"が禍々しくて素敵です。
【7位】恋は雨上がりのように
クールビューティーな女子高生とバイト先の冴えない45歳の店長との年の差の恋を描いた作品。
各所で大絶賛されてるので既に知名度は結構高いのかな?
自分は1巻出たばかりの頃に表紙と島本和彦の推薦文に惚れて買ったので、まさかここまで人気が出るとは予測してなったです。
ヒロインの時折見せる笑顔と、恋に悩む姿にドキドキします。
80年代を思わせる懐かしい絵柄が素敵。
【6位】ゴールデンカムイ
1900年代初期の北海道を舞台に、死刑囚が隠したとされる大量の砂金をめぐり、主人公と軍と脱獄囚らの三つ巴の争いを描いた作品。
主人公はかつて戦場で"不死身の杉元"と恐れられた兵士で、利害の一致からアイヌの少女アシリパと手を組む。
ストーリーの面白さもさることながら、アイヌ文化、狩猟・ジビエの描写に力が入っており、ある意味で料理漫画である。
脱獄王の白石、脳汁が出てる鶴見中尉、殺人狂の辺見などどのキャラも濃いヤツだらけで素敵。
【5位】ベアゲルダー
歓楽街として急成長した石婚島を舞台に、謎の取引を行うヤクザ抗争を描いたエロス&バイオレンス作品。
腕を改造したドイツ人娼婦、チャイナ服の功夫など70年代B級カルト映画感満載で、作者の趣味を丸ごと詰め込んだような作品。
今回では取引のブツの秘密がついに明らかに。
【4位】魔法使いの嫁
人外×少女作品の最高峰、各所で絶賛されてる大人気作品。
チセもシルキーも、今年から登場のルツもみんなかわいい。
何気にカバー裏のシルキーちゃん日記も好き。
ファンタジー作品としての丁寧で綺麗な世界観が素晴らしい。
そろそろアニメとかのメディア化の話が出ても良い頃かな?
【3位】君曜日
電車まつわるオムニバス作品『鉄道少女漫画』のスピンオフ作品で、鉄道好きな中学生アコちゃんを中心とした甘酸っぱい青春ストーリー。
今回は大井川鉄道SL列車の旅がメイン。
ついに恋に気づきはじめたアコちゃん。
どのキャラクターもたまらなくかわいい。
明日美子先生はBL出身なのに描く女の子が何故こんなにかわいいのか。
【2位】イエスタデイをうたって
あまりのスローペースっぷりにいつ完結するのか不安だった本作も連載18年にしてついに完結。
自分が高校生の頃から読んでる作品なので本当に感慨深いです。
久しぶりにリクオとハルちゃんの夫婦漫才のような掛け合いが見れて嬉しかったけど、もう見れないかと思うと寂しいです。
榀子先生には幸せになってもらいたい。。。
終盤では懐かしいキャラたちが総登場でまさにラストって感じでした。
【1位】波よ聞いてくれ
カレー屋で働くミナレ25歳は酔った勢いで隣の席のオッサンに絡んだところ、オッサンはラジオのディレクターで、録音された元カレのグチをラジオでOAされ、なんやかんやでラジオ業界へスカウトされる。
鬼才・沙村広明の新作はラジオ業界漫画。
『ハルシオン・ランチ』程ではないが、ギャグ要素の強いキレッキレな作品となってます。
こういう日常系のまったり作品だと『おひっこし』以来?
非常にアレで人を選ぶ作品の多い沙村広明作品の中では万人に勧められる素敵作品です。
2014年が個人的に大当たりが多かったのに比べると、2015年は大傑作は少ないけど傑作には沢山当たったような年でした。
50作選ぶにあたってどれを削るかかなり悩みました。
そろそろ家の本棚が限界なので読む量は減ると思いますが、今年もまた良作に出会えることを!