『RIN』4巻を買ってみた。

RIN(4) <完> (ヤングマガジンコミックス)

RIN(4) <完> (ヤングマガジンコミックス)

天才ボクサーを描いた作品の最終巻。
こんなに早く終わってしまうとは。。。


確かにチャンピオンなった以上、長く続ける意味は特にないんですよね。
立石のセリフ、『「哀れ」ってのはお前さんが孤高ってことだ』に尽きる作品でした。


天才が自分を貫いた時、誰も傍いて理解できる人はいなくなる。
チャンピオンになってからの凛は酷い有様だった。
好きな女性からは見放され、60歳のババアで童貞卒業し(笑)、風俗という偽りの愛で寂しさを紛らわす。
そして、やっと見つけた遊び相手、立石からも見放され、新たな遊びの地、ラスベガスに行くところで物語は終了する。
凛にとってはラスベガスも孤独を紛らわすツールのひとつでしかないのではないかと、あの冷めた笑みから感じた。


「結局親父はどうなんだ?」とか「火の玉欣二や佐伯剛史との再会は?」とか気になるところはあるものの、結構好きなラストでした。
天才であるが故の孤独な人生を描いた珍しいスポーツ漫画だと思う。



石川凛のモデルかとよく言われるナジーム=ハメドのハイライト動画。
久々に見たけど、強すぎで嫌われキャラっぷりがやっぱり楽しい。