『惑星のさみだれ』とあの漫画の比較

惑星のさみだれ 9 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 9 (ヤングキングコミックス)

ついに出ました最新刊。
物語は終局に進みテンションは最高潮。
熱すぎ面白すぎでますます目が離せない展開となっております。



ところでこの『惑星のさみだれ』ですが、最初1巻を読んだ時ふとある作品を思い出しました。
その作品とはコレ。

3×3EYES(1) (講談社漫画文庫 た 15-1)

3×3EYES(1) (講談社漫画文庫 た 15-1)

'87年から'02年まで連載され累計4000万部を売り上げた大ベストセラー作品『3×3EYES』。
最近は文庫版の発売も開始されました。





そんな訳で『惑星のさみだれ』と『3×3EYES』をある視点から比較してみた。





1.【主人公】
雨宮夕日 <『惑星のさみだれ』>



藤井八雲 <『3×3EYES』>



2人とも、元々は普通の高校生だったが、ヒロインの戦いに巻き込まれる形で能力を獲得したことで共通しております。




2.【ヒロイン】
朝日奈さみだれ <『惑星のさみだれ』>



パイ(パールバティー四世) <『3×3EYES』>



2人の共通点としては、“明るくてバカで能天気”な性格と、もう一つの全く異なる性格の2面性を持ってるということ。
さみだれは、騎士達を統べる姫であり、かつ世界を破壊しようとする魔王としての一面を持っています。
パイは、第3の眼が開くと人格が入れ替わり、破壊神の妻としての気高く冷淡な性格に変わります。(パールバティーとはヒンドゥー教における女神の名前)




3.【主人公とヒロインの関係】
さみだれと夕日は、姫と従者としての関係。
パイと八雲も、いわば姫と従者としての関係であり、なおかつパイが死ねば八雲も死ぬという一心同体の関係にあります。
「奴隷だね。」(八雲のことをどう思ってるのかの質問に対してのパイの回答)は当時衝撃的で、たくさんのコラが作られました。(笑)


また、当初強さが「ヒロイン>>>>>主人公」であり、徐々に主人公が成長し、やがてヒロインを守れるまで強くなっていくところも共通しています。




4.【敵】
アニムス <『惑星のさみだれ』>



シヴァ(鬼眼王) <『3×3EYES』>



2人とも目的は「地球の破壊」です。
アニムスは自分のことを神と名乗っています。
また、シヴァはヒンドゥー教における破壊神です。
そして主人公たちは彼らから地球を守るために戦います。






以上、この2つの作品にはいくつかの共通点があります。
まぁそこまで特殊な特徴でもないので、『惑星のさみだれ』が『3×3EYES』に影響を受けてたは不明です。
そして2つは全く異なるラストになろうかとしています。
ただ言いたいのは、どちらも素晴らしい名作ということです。



惑星のさみだれ』は次巻が最終巻の予定で、今最高の盛り上がりとなってます。
『3×3EYES』は最近月刊ヤンマガで久々の新作を発表、そして文庫版がそろそろ最終巻。(最終巻にはイラスト集も付くとのこと)
どちらも今後に大きく期待です!


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