2014年 この漫画が面白かったベスト50+10
毎年恒例、今年も読んだ漫画の中で特に好きだったものをまとめておこうと思います。
<前回>
2013年 個人的にこのマンガがすごい!(50位~26位) - SUPLOG
2013年 個人的にこのマンガがすごい!(25位~1位) - SUPLOG
最近は仕事終わりにダラ~っと読むことが多いので、堅苦しい内容や重たい内容の作品は読むことが減ってきてます。
どちらかというと読んで癒されるような作品が多め。
あと王道よりかはちょっとヒネくれた作品の方が好きです。
なるべく去年以前にランキング入れたのより、今年からの作品を多少優先してます。
【50位】『アマリリス』
かつて少年ジャンプで『サムライうさぎ』を連載していた福島鉄平の6年ぶりとなる新刊!
同時発売の『スイミング』と同じくこれまでに発表した短編集であるが、『スイミング』が青春系の作品が多いのに対し、『アマリリス』は少し上級者向けの内容となっている。
収録された5作品のうち2作品が女装、また別の作品では百合(女性同士の愛)の要素があるなど、全体に渡ってフェティッシュを感じさせる内容。
中でも表題作の『アマリリス』は、親の借金が原因で子供を女装させ大人の相手をさせる店で働かされることになった少年が色々失っていく様子を描いており、かなり鮮烈な印象を受けます。
絵本のような絵と内容のギャップが映えており、幸せの中にも悲しさを含んだようなストーリーが素敵。
【49位】『僕のヒーローアカデミア』
もはや説明不要なほどにスマッシュヒット!
既にNARUTOの後継者ともいわれる少年ジャンプの期待作。
人口の8割が超能力を持ち、逆に無能力者が「無個性」をされる世界で、無能力の少年が憧れのヒーローを目指すストーリー。
絵も上手く、村田雄介を思わせるようなビビットでダイナミックなアメコミ風。
少しセリフの読みにくさは感じましたが、ものすごいテンションの高さと熱さと、超ストレートな王道な内容にグイグイ引き込まれます。
【48位】『アラクニド』『キャタピラー』
虫をモチーフにした力をもつ能力者たちの学園バトルである『アラクニド』と、そのキャラクターのひとり"芋虫"を主人公にしたスピンオフ作品の『キャタピラー』。
虫能力バトルというと『テラフォーマーズ』が有名ですが、こちらは少年ガンガンらしい、粗さはあるが良い意味でB級で熱い内容です。
バトル漫画なだけあってバイオレンス要素もあり、ヒロインがちょっとエロいピンチになりながらも勝ち進んでいく展開が素敵。
昨年、『キャタピラー』作画の匣咲いすか氏が27歳の若さで亡くなり連載が絶望的となったが、新たに速水時貞にバトンタッチし、まさかの復活。
続きを読めることが幸せです。
【47位】『trash. 』
女子高生殺し屋コンビ、バレット&フランチェスカの活躍を描いたアクション作品。
グロい展開に定評のある山本賢治氏と、成年誌出身のD.P氏のセクシーなアクションシーンの上手さが良い感じにマッチしてます。
容赦のないバイオレンスとエロティックな要素が混じりあったテンポの良い展開が素。
5巻では今まで敵を圧倒していたバレットことルシアが敵にボコボコにされてレイプされるなど衝撃的な展開で良い感じです。
【46位】『ふらいんぐうぃっち』
魔女の女子高生が主人公のほのぼの日常作品。
雰囲気は『よつばと』にかなり似てます。
何も考えないで読めて可愛らしい日常に癒される素敵な作品。
【45位】『おしえて! ギャル子ちゃん』
見た目ギャルだけど純情なギャル子ちゃんを中心とした性格バラバラな3人が、「巨乳の人は乳輪も大きいか?」など女性しか知らない疑問のテーマごとにおしゃべりする作品。
WEBで連載している人気作品のコミック化。
だら~と読めて妙な知識もついて良さげです。
前作『蝋燭姫』からえらい雰囲気変えてきたなぁ~。
【44位】『おはようとかおやすみとか』
不動産会社に勤める淡白な性格の主人公が、突然腹違いの3姉妹と共同生活を送るハメになり、家族の温かさを触れ合っていくストーリー。
なんとなく男なら憧れるシチュエーションですね(笑)
この手の設定の作品は目新しい感じはないですが、癒されてハッピーな気持ちになれて大好きです。
【43位】『スピリットサークル』
普通の中学生だった主人公は転校生の少女に突然強い殺意を向けられる。
その理由は前世の非道い行いが原因らしく、スピリットサークルという道具を使い7回の前世を体験していくこととなる。
超名作『惑星のさみだれ』でストーリー性に定評のある作者の実験色が強い作品。
今回6回目の人生の舞台はまさかの未来、そして衝撃のラスト・・・
水上悟志という漫画家はストーリーの上手さもさることながら新しいことへのチャレンジする精神力が強く、今後の漫画の可能性を切り開いてく意味で村田雄介と並んで楽しみな作家です。
【42位】『こいのことば』
30手前のエロ漫画家と少女との恋物語。
お互いが自分の境遇に不安を持ち、傷を舐め合うように関係を深めていく様子を描いてます。
これはもう問答無用で表紙買い。
ロリコンにとっては夢のようなシチュエーションですが(笑)、主人公が自分と向かい合っていく内面的なシーンも多く、心の弱いところを掴んでくる素敵な作品です。
【41位】『刻刻』
時を止めて自分だけが自由に動けることのできる石を代々受け継いでる家族と、その石を狙う狂信的な宗教団体との、止まった時の中でのスリリングな攻防を描いた作品。
今年ついに完結。
花沢健吾が帯の推薦文で書いてましたが、華やかさはなくともストーリーの抜群の面白さで引き込む意味では名作『寄生獣』を彷彿とさせます。
ただ、ラストのいきなりのアレはちょっと反則キャラなような・・・(笑)
【40位】『先生のおとりよせ』
先生のおとりよせ (クロフネコミックスデラックス) (クロフネコミックスDX)
- 作者: 中村明日美子,榎田ユウリ
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2014/06/10
- メディア: コミック
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共作することになったオネエ系萌え漫画家と巨乳好き官能性小説家のアラフォー2人が、通販の食材いわゆる『おとりよせ』を通して交流する日常ギャグ作品。
漫画家の中村明日美子と、小説家の榎田ユウリが交互にストーリーを展開していく、いわゆるバトン作品となってます。
この2人の共作なのでBL作品かと警戒してましたが(笑)、そんなことは無く男でも読みやすいくて安心でした。
どんどん設定が付加していって暴走して愉快になっていく感じが楽しい。
どの『おとりよせ』も食べてみたくなるものばかりで興味をそそられます。
【39位】『死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々』
死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(1)(少年チャンピオン・コミックス・タップ! )
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: コミック
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『空が灰色だから』でポップな絵柄とダウナーな内容のギャップで大きな話題を阿部共実の新作の1話完結型の短編集。
ここのところ『ブラックギャラクシー6』『ちーちゃんはちょっと足りない』など意欲的に作品を発表してましたが、この作品が1番『空が灰色だから』のテイストを引き継ぐ内容となってます。
微笑ましい癒されるものから、心を抉ってくるものまで相変わらずのクオリティです。
個人的には9話の『おねがだから死んでくれ』が1番グッときました。
【38位】『水色の部屋』
主人公の高校生・柄本は幼い頃に母親が無理矢理犯される現場を見た記憶から母に特別な感情を抱きながらも、幼馴染の京子らとの平凡な高校生活を送っていた。
しかしイケメンのクラスメイト河野が近づいてきたことで平和な日常は崩れ始める。
『R中学生』『ウシハル』と少年の性を描いてきたゴトウユキコのおそらく初となるシリアス作品。
帯に山本直樹氏の推薦文があるのが納得なエロティクスを感じる作品です。
【37位】『働かないふたり』
ニートの兄妹のダラダラな生活をコミカルに描いたギャグ漫画。
人気WEB漫画のコミック版。
ダメ人間すぎる妹がかわいい。
何も考えずにだら~~と読める素敵作品です。
【36位】『もぐささん』
クラスメイトの百草さんは地味で目立たない女の子、しかし彼女には秘密があった。
そう、彼女は大食いだった!
人気作が集まるヤンジャンの中で最近じわじわ人気を上げている作品。
『くーねるまるた』等もそうですが、おいしそうにご飯を食べる女の子は正義です!
授業中にシャーペンと見せかけてプリッツを食べたり、辞書のケースにお弁当を隠し持ってたりと、ありえない隠し技の連発。
数ある食マンガの中でもかなりファンタジックな内容です。
【35位】『夜をとめないで』
出張先で落ち込んでいた男に、「一緒に旅館に泊まってほしい」と頼む綺麗で不思議な女性、そこから始まる表題作『夜をとめないで』のほか6作を収録した短編集。
どの作品も登場する女性が個性的で魅力的でかわいい。
内容も悲しいものから温かいものまでさまざまで、切なく透明感ある作風で癒されます。
【34位】『ニッケルオデオン』
奇才、道満晴明の短編シリーズの最終巻。
童話的でブラックで下ネタ満載。
作者の脳内が謎すぎる。
【33位】『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニング KC)
- 作者: 竜田一人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/04/23
- メディア: コミック
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実際に福島第一原発の事故復旧作業に携わった作者によるルポ漫画。
今まであまり明らかになっていなかった原発作業が詳細に描かれており、大きな話題を呼んだ作品。
多重下請けの問題、厳重な安全対策、ハードな仕事環境という違いありつつも、基本的には通常の土建作業と大きな違いはないんだなぁと感じます。
悪質な風評被害やデマが飛びかいがちな原発問題なだけに、反原発派・原発推進派のどちらかに偏ることなく淡々と事実を描いているのが良いですね。
【32位】『ちーちゃんはちょっと足りない』
ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/05/08
- メディア: コミック
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ちょっと頭の弱いちーちゃんと友達のナツたちとのユルーい日常漫画・・・と思いきや後半からダウナーな展開へ落としてくる作品。
同時発売の『ブラックギャラクシー6』に比べると作者らしい、精神的にクる内容となってます。
やはりこれでこそ阿部共実。
今年の『このマンガがすごい!』で女性部門1位を獲得したことでも話題に。
【31位】『七つの大罪』
今年アニメ化され、さらに大ヒットした王道ファンタジー作品。
去年のランキング時に予測した通りになって納得の大躍進。
本当なんで今まで王道ファンタジーを描かなかったのか不思議なくらい上手すぎです。
聖騎士との大きな戦いもいよいよ大詰めの大盛り上がりな展開です。
【30位】『ギャングース』
詐欺師から逆に金をふんだくる「タタキ」を生業にしている少年達の物語。
今まで意外となかった「詐欺」をテーマにしており、色んな手口が知れて面白い。
やってることは詐欺だけど弱者からは決して金を奪わず悪だけをターゲットにしていることから、ある意味正義の味方、ある意味王道な少年漫画の内容となってます。
『ウシジマくん』と『ワンピース』を足して2で割ったようなカオスな感じ。
豚のような体型の主人公カズキが妙に格好良く見えるのが不思議(笑)。
【29位】『宇宙兄弟』
大人気宇宙飛行士漫画。
ついに宇宙へと決まった矢先にまた新たなトラブルが。
相変わらず ストーリーの抜群の面白さで魅せてくれます。
【28位】『イエスタデイをうたって』
ついに連載15年目、ゆったり進む恋愛漫画。
やっぱり冬目景さんの描く優しく切なくて透明感のある雰囲気が大好きです。
今回は超久々に木之下妹が再登場。
【27位】『銀の匙 Silver Spoon』
銀の匙 Silver Spoon 12 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/08/18
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大人気農業高校漫画。
今回は農業での起業の話がさらに前進。
それぞれが夢に向かって進んでいく感じが熱いです。
【26位】『白銀妃』
国王の側近として後宮で生活することになった、可愛いけどちょっと、いやだいぶ変な女の子リリーニャを中心としたお話。
そんな内容なだけあって可愛い女の子がいっぱい登場し、テンポのいいギャグで楽しく読める素敵な作品。
どっかで見たことある作風と思いきや前作『兎の角』の人なのね。
なんか懐かしい感じで安心して読める素敵な作家さんです。
【25位】『くまみこ』
熊出村の巫女で中学生のまちと、人語を喋る熊のナツを中心としたギャグ漫画。
基本的にナツが割と都会の暮らしに順応している(家電も使えるし、流行にも詳しい)ので、逆に田舎丸出しのまちをイジりたおす内容となってます。
ネット上でたびたび話題を呼んでる人気作。
ナツもまちも可愛いし、癒されて笑える良い作品です。
【24位】『ヴィンランド・サガ』
ヴァイキングの時代に新大陸ヴィンランドを目指すトルフィンの生い立ちを描いた人気作品。
長かった奴隷編も14巻で終わり、いよいよ戦争の無い土地ヴィンランドへの移住を目指すためスタートした新章。
幼少編に比べると戦闘描写がかなり減りやや物足りない感もありますが、しっかり面白いのは流石。
【23位】『狼の口 ヴォルフスムント』
密行しようとする反逆者に容赦なく処刑する最強不落の砦、狼の口(ヴォルフスムント)。
圧制への反乱として狼の口を陥落しようとする者たちと、狼の口を統治する代官ヴォルフラムとの戦いを描いた物語。
バッドエンドの連続でドS極まりないヘビーな内容が人気の作品。
今回ついに!ヴォルフラムが!!!
本当に表紙がいい表情です(笑)。
【22位】『惡の華』
好きなクライスメイトの体操服を盗んだことから変わり者の女子生徒に目をつけれられ日常が一般した主人公の暗黒の青春時代を描いた人気作品。
ついに今年で完結。
最近は重たい内容の作品は避けていたので、中々この作品は読まず仕舞いでした。
誰もが思春期に感じる「自分は特別な人間だ」という意識、また「自分を曝け出す」ということ。
それらと向き合うことが苦手な自分にとって、この作品は読むのにかなりエネルギーを使いました。
読者に対して強烈な印象を斬りつける、凄い作品だと思います。
【21位】『All You Need Is Kill』
All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックス)
- 作者: 小畑健,竹内良輔,安倍吉俊,桜坂洋
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/06/19
- メディア: ペーパーバック
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ライトノベル原作でありながらハリウッドで映画化され話題を呼んだ作品のコミカライズ版。
作画は『デスノート』『ヒカルの碁』で有名な小畑健ということも話題を呼びました。
超絶上手い絵で、ストーリーも引き込まれる内容で、2巻完結でサクッと読めて良い感じです。
あえて言えば、完璧に綺麗に収まりすぎてるのが逆に物足りない気がしました。
【20位】『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 1 (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: コミック
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突然の宇宙船の襲来は日本に甚大な被害をもたらしたが、宇宙人は意外とそれ程強くなく、平静を取り戻しつつある世の中で、2人の女子高生の日常を描いた物語。
『おやすみプンプン』『ソラニン』等で若者に人気のある浅野いにおの新作。
浅野いにおらしさ全開だが、ダウナーだった『おやすみプンプン』に比べ、かなりぶっ飛んだアッパー系の作品となってます。
まぁ作者のことだけに今後どうなるか・・・。
日常的な描写の中に空に巨大な宇宙船が浮いたままというギャップが凄い。
【19位】『ONE PIECE』
ついに対ドフラミンゴ戦も総力戦に突入。
コロシアムで個性的なキャラが多数登場したこともあり、かなりの乱戦模様で盛り上がってます。
これだけカオスな状況をまとめ上げる作者の手腕はさすが。
そろそろサンジたちの状況も知りたいところ。
【18位】『戦国妖狐』
時代は室町、闇(かたわら)と呼ばれる妖怪がはびこる世界で妖孤・たま達の冒険を描いた作品。
第1部から主人公が交代して第2部となり、さらに8年後となったりと、ストーリー展開が綺麗だった『惑星のさみだれ』に比べ、行き当たりばったりなような印象だった本作品。
しかし、ついにクライマックスに向けて今ままでキャラが集結した総力戦がスタートし、テンションはMAX!
敵側に操られるかたちで復活した灼岩と、真介が対峙するシーンはかなり熱い。
【17位】『実は私は』
吸血鬼だったり宇宙人だったり、ひと癖もふた癖あるヒロインたちとの恋愛を描いたギャグコメディ。
どこか懐かしさのある絵柄と、王道なギャグが90年代初期の漫画を読んでる感覚で落ち着きます。
個人的には委員長推し!
そろそろアニメ化の話とか来ても良い頃だけど、どうなんだろう?
【16位】『進撃の巨人』
ここのところ巨人との戦いではなく、人類存続の鍵を握る王政との戦いが続いていた本作。
巨人が出てこなくて物足りない人もいるかもですが、今の展開は個人的にはすごく好きです。
巨人や舞台設定に関してここまで綿密に設定付けされていたとは連載当初誰が予想してただろうか。
物語もそろそろ佳境に入ってきて、早く全ての謎が明かされるのが楽しみです。
【15位】『げんしけん 二代目』
もう完全に斑目が主人公というか、ヒロインというか(笑)、斑目ハーレム計画がどんどん進行しております。
某有名ブログの方も言ってましたけど、連載初期と比べてオタクに対する世間的な印象がかなり変わったと感じます。
確かにかなり面白いんだけど、もう普通に、恋愛が耐性が無い人の不器用な恋愛漫画としての面白さですね。
個人的にはスーが一歩遅れてきた感があるので頑張ってもらいたいところ。
【14位】『3月のライオン』
最新巻の10巻、ラストに全てを持っていかれました。
まさかここで!このタイミングで!?
桐山くんスゲェよ!この空気を読まなさ、最高に男だ!
1巻の時と比べて本当に人間的に強くなったなぁ。
そういや入江さんとの対局、どっちが勝ったのか分からなくて自分の読解力がないのかと思ったらネットでも意見が割れてるみたいですね。
作者はここのとろかなり体調を崩されてたみたいで、健康に気をつけて頑張ってほしいです。
【13位】『キングダム』
大人気、秦の中華統一と大将を目指す青年・信の活躍を描いた大迫力活劇。
連合国軍との対戦が終わり少し落ち着くかと思いきや、今回かなり劣勢の戦いで良い緊迫感。
ここからどう逆転していくか楽しみです。
【12位】『アナーキー・イン・ザ・JK』
ジャンプアオハルなどWEB上で発表していた作品を集めたギャグ漫画。
下ネタ成分がかなり多め。
深夜にバカ話してるようなユル~い適当なノリが非常に心地よくて素敵。
妙に味のある絵で、なぜかキャラが可愛く見えます。
特に表紙の隻眼の女の子の純情っぷりがとても可愛い。
【11位】『僕だけがいない街』
主人公には、悪いことが起こるとそれを回避するまで時間が戻る不思議な現象(再上映) がたびたび起きていた。
18年前に起きた連続児童誘拐事件、その犯人に思われる者に母親が殺された時、再上映が起き、時間が戻された先は事件が起こる前の18年前だった・・・
去年から話題を呼んだ人気作。
主人公は事件を未然に防げるのか?真犯人は誰なのか?
非常にスリリングな展開で続きが気になってすごい面白い作品です。
純粋にストーリーの面白さで魅せてくれます。
万人にお勧めできるとても良い作品だと思います。
【10位】『娘の家出』
複雑な家庭事情をもつ少女達、その家族、それぞれの視点から物語が展開しており、一応長編だけど1話完結の短編集のような作品です。
ヒロインのまゆこの場合、離婚した元父がデブ専のホモだったり、本人もデブ専で、母親の再婚相手と元父親の彼氏が好きだったり、カオスな感じ。
透明感ある優しい絵柄と雰囲気で、相変わらずアブノーマルなのはさすがは志村貴子先生といったところ。
【9位】『幻想ギネコグラシー』
変態的奇才・沙村広明によるSFブラックナンセンスギャグ多めの短編集。
発想がかなり頭おかしい作品で、好きな人には好きだろうけど、かなり好みが分かれると思われる。
世界観は壮大なのに内容はくだらない下ネタだったり。
ええ、もちろん自分は大好きです。
ただ『おひっこし』や『ハルシオンランチ』とは違い、今回はパロディネタや時事ネタ等は封印してるので、そういうのが好きな人は物足りないかも。
【8位】『魔法使いの嫁』
魔法使いの嫁(1) (ブレイドコミックス) (BLADE COMICS)
- 作者: ヤマザキコレ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2014/04/10
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親に捨てられ競売にかけられた少女チセは、獣頭の魔法使いエリアスに買われ、弟子として、また将来の嫁としての生活が始まる。
人外×少女好きにはたまらない作品。
チセの儚げで透明感ある雰囲気が可愛すぎます。
絵も綺麗で幻想的な作風がすごく良いです。
【7位】『中卒労働者から始める高校生活』
中卒労働者から始める高校生活 (3) (ニチブンコミックス)
- 作者: 佐々木ミノル
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2014/09/29
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自分に劣等感をもつ中卒ワーカーの主人公が通信制高校に入り出会いを通して変わっていく物語。
登場人物それぞれが何かしら不安を持っており、主人公たちの行動で、自分と見つめ合い、ゆっくりでも一歩一歩前に進んでいく姿が非常に熱い作品です。
もっともっと多くの人に読まれるべき非常に良い作品だと思います。
今年の他所の漫画ランキングでもあまり名前見ないけど意外と知名度低いのかな?
【6位】『どうにもこうにも』
どうにもこうにも(1) (エデンコミックス) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
- 作者: 日下直子
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2014/03/14
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華々しくデビューするもその後は結果が出ず漫画家を続けること諦めかけた主人公が、漫画の専門学校の講師として、生徒たちとの交流を通して前に進んでいく姿を描いた物語。
すごく感動できる良い話なんですが、妙にギャグがハジけまくってます。
実際、真面目:ギャグ=3:7くらい。
個人的にこの方のギャグセンスが非常にツボで大好きです。
生徒たちも個性豊かすぎて良い。
笑えて泣けて感動できる素敵作品。
【5位】『となりの怪物くん』
アニメ化もした大人気少女漫画の最終巻。
本編は12巻でラストで本巻はスピンオフ的な軽い感じと思いきや結構しっかりした内容でビックリでした。
本当に脇役も含めてキャラクター愛に溢れている作品なので、本編で語りつくせなかったことを補填してくれて良かったです。
本当にみんな可愛すぎる!
【4位】『甘々と稲妻』
妻を失い娘と2人暮らしをしている高校の先生が教え子の生徒と料理を学んでいくハートフルストーリー。
娘のつむぎちゃんの泣いて笑って元気いっぱいな姿が最高にかわいい。
あれくらいの女の子って大人の真似よくするんですよね(笑)
読んで幸せな気分なれるし、こういうの弱いんで読んで泣きそうになります。
今最も楽しみな漫画のひとつです。
【3位】『聲の形』
耳が聞こえない少女と、かつてその少女をイジメたことが原因で自分がイジメの対象になった少年との再会の物語。
最近重くて凹むような漫画はなるべく読まないようにしてたのでずっと避けてましたが、観念して読みました。
読んで良かった。本当に思いの詰まった素晴らしい作品です。
それぞれの登場人物がそれぞれに問題をかかえ、それでも少しずつゆっくり前に進んでいく姿に感動させられます。
格好つけず飾らない作風がとても良いです。
今年の『このマンガがすごい』で1位なのも十分納得です。
【2位】『春風のスネグラチカ』
1900年代前半のロシアを舞台に、車椅子の少女とその従者と思しき青年の2人の人生描いた物語。
彼らが何者なのか、探し物とかは何なのか、意味深で謎の描写など、読み進めるにつれ徐々に明らかになり、最後のタネ明かしに大きく驚かされる。
2回目に読むと「ああ!あの描写はそういうことだったのか!」と物語の構成力に驚かされる。
9位に選んだ『幻想ギネコグラシー』とは反対に完全にシリアスな作品で、堅い作品なので人によっては少し読みづらいかも。
多少歴史の知識があるとより一層楽しめると思います。
逆に詳しすぎるとオチにすぐ気づいてしまう可能性もありますが。
【1位】『ドリフターズ』
時代、世界がバラバラな歴史上の人物がファンタジー世界で激突する大人気作。
1年半振りの待望の新刊。 待ってました!!
今回は島津豊久と土方歳三との対決が中心。
今回も信長の完全悪役な笑顔が非常に素敵ですね。
そろそろ菅野直と山口多聞が合流しそうな感じで楽しみです。
(おまけ)
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恨み来、恋、恨み恋。(1) (ガンガンコミックスJOKER)
- 作者: 秋タカ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2014/11/22
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表紙買い。直接なエロ描写はないのに美千代がエロ妖しい。
老人介護の話。 新井英樹、だいぶ丸くなったなぁ。
読書が好きじゃなくて読書が好きな自分が好きな人の話。
各所で大人気な駄菓子漫画。
おてんば王女様の王道ファンタジー。
『オトメの帝国』作者の短編集。BLでショタコンで百合。