2015上半期 面白かった漫画15作品

今年も半分が過ぎたところで今年読んで面白かった漫画を整理を兼ねてメモ。

去年からの続巻は除いて、とりあえず今年から初巻が発売したものだけ。 

 

 

 

◆『お尻触りたがる人なんなの』位置原光Z

お尻触りたがる人なんなの

お尻触りたがる人なんなの

 

 WEB漫画を中心に活動し、前作『アナーキー・イン・ザ・JK』が人気だった作者の新作。

この方の描く女の子がホント好きです。

ユルくてヌルーい下ネタ具合が今回も素敵。

 

 

◆『GODSPEED高畠エナガ

GODSPEED 1 (ヤングジャンプコミックス)

GODSPEED 1 (ヤングジャンプコミックス)

 

『Latin』『100-HANDRED-』といった短編に定評のある作者の初の長編作品。

選ばれし人間として天使よって幸せに育てられた少年はやがて残酷な現実を知る・・・

悪魔の女の子と協力して天使と戦う少年を描いた物語。

活き活きとした表情、勢いのあるアクションが今回も素敵。

タイトルのごとく超スピードにより2巻で完結。

最後かなり駆け足で終わったから打ち切りだったのかなぁ。

 

 

 

 ◆『私の無知なわたしの未知』百乃モト

私の無知なわたしの未知(1) (KCx)

私の無知なわたしの未知(1) (KCx)

 

志村貴子さんの推薦文に釣られて買いました。

新人OLとちょっとクールな先輩との百合作品。

女性作家らしい繊細で穏やかながらも時折心をエグってくる空気感が好きです。

やっぱり百合ってイイデスネー。

 

 

◆『ABLE』伊藤明弘

ABLE 1 (サンデーGXコミックス)

ABLE 1 (サンデーGXコミックス)

 

本格的ガンアクションといえば『ブラック・ラグーン』の広江礼威さんや『ヨルムンガンド』の高橋慶太郎さんとかが人気ですが、やはり元祖というかレジェンドといえば伊藤明弘さんでしょう。

病気で療養して以来、約5年ぶりの新刊!

セリフがほぼ無しの実験的な作品で、相変わらず流れるようなガンアクションは健在。

ジオブリーダーズ』と『ワイルダネス』の続きが描かれることをずっと待ってます。

 

 

 

 

 ◆『3×3EYES 幻獣の森の遭難者』高田裕三

かつての大ヒットコミックが完全新作ストーリーで復活。

たぶん自分が生まれて初めて読んだ漫画が、親戚が家に置いていった『3×3EYES』の1巻だと思うんですよ。(当時小1くらい?)

自分にとって『3×3EYES』はめちゃくちゃ思い入れのある作品なんです。

だから今回の新作読むまでは、売れなくなった作家が過去のヒット作にすがるみたいで正直言って複雑な気持ちでした。

けどやっぱり読むと何だかんだワクワクするんですよねー。

なんだか八雲がアーカードばりに最強キャラですが(笑)、パワーインフレ具合は元の最終巻よりかは薄まってて良い感じです。

懐かしいキャラが沢山出てきて旧ファンとしてはとても楽しめます。

まだ登場してないあのキャラとかあのキャラとかも再登場するのかな~と続きが楽しみです。

 

 

 ◆『ヲタクに恋は難しい』ふじた

ヲタクに恋は難しい (1)

ヲタクに恋は難しい (1)

 

Pixivで大人気だった作品のコミック化。

オタク同士のカップルを面白おかしく描いてて、非常にニヤニヤできる良い作品。

こういう恋人が欲しくなります。

 

 

 

 ◆『花と嘘とマコト』あさの

花と嘘とマコト (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)

花と嘘とマコト (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)

 

女子高生とゾンビっ娘とのほのぼの日常マンガ・・・と思いきや完全に良い意味で期待を裏切られました。

一人の少女の生と死を深く丁寧に描いており、徐々に彼女が最後に伝えたかったことが明らかになっていき、ラストではかなり心を打たれます。

1巻完結で感動したい人にオススメのとても良い作品。 

 

 

 

 ◆『アンゴルモア 元寇合戦記』たかぎ七彦

アンゴルモア 元寇合戦記 (1) (カドカワコミックス・エース)

アンゴルモア 元寇合戦記 (1) (カドカワコミックス・エース)

 

対馬を舞台に、あの元寇をダイナミックに描いた骨太作品。

圧倒的な戦力に対して少数で対抗せざるを得ない絶望的に不利な状況でも活路を見出す主人公たちの活躍が非常に熱いです。

 

 

 ◆『わがままちえちゃん』志村貴子

上半期は怒涛の志村貴子祭りで個人的に非常にテンション上がりました。

中でも『わがままちえちゃん』は一番予想を裏切られた作品で衝撃でした。

まさかこんな内容だったとは・・・。

現実と妄想が混合しているという意味では今敏監督映画の『パーフェクト・ブルー』を連想させられます。

志村貴子作品の中では異色なイメージでしたが、『ルート225』や過去には星新一作品のコミカライズもやってるので意外とSF作品と繋がりは深いのかも。

最近はあえて美男美女を避けて描いてる感じだったので、今回ヒロインが普通可愛くて個人的には嬉しかったです。

 

 

 ◆『ランド』山下和美

ランド 1 (モーニングKC) (モーニング KC)

ランド 1 (モーニングKC) (モーニング KC)

 

 ヤマカムさんの記事を読んで凄く気になってて買ってしまいました。

詳しくは↑の記事で。

1巻ラストのオチはなんとなく予想してたにもかかわらず、アレはやっぱり衝撃的すぎです。

 

 

 

 ◆『淡島百景志村貴子

淡島百景 1

淡島百景 1

 

青い花』という百合マンガの最高峰で知られる志村貴子さんの新作百合短編集。

今回の志村貴子祭りの中では比較的前から連載が始まってた作品ですね。

青い花』のあの人がまさかの出演で嬉しいサプライズです。

1巻の中だと、いきなり一人の女性の死から始まる第3話『岡部絵美と小野田幸恵』が心を締めつけられる内容で好きです。

 

 

 ◆『亜人ちゃんは語りたい』ペトス

亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤンマガKCスペシャル)

亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

吸血鬼やデュラハン、雪女とかがいる高校が舞台の日常コメディ作品。

他のサイトとかでも名前がよく挙がってて人気具合が窺えます。

登場する女の子たちが表情豊かで元気だったり初心な反応だったり、可愛いくて何回も読み直してます。

こういう読んでて元気になって癒されるマンガはとても貴重。

 

 

 

 ◆『こいいじ』志村貴子

こいいじ(1) (KC KISS)

こいいじ(1) (KC KISS)

 

ずっと幼馴染に片思いをしている三十路のヒロインを中心にした恋愛漫画

今回の志村貴子祭りの中では一番事前情報なく何も知らずに読みましたが、一番好きかもです。

ヒロインと自分が年が同じせいかも。

意外と志村貴子作品では初の少女漫画かな?

ヒロインの姉と聡太との関係性がかなり心臓ギューとさせられて良いですね~。

 

 

 『恋は雨上がりのように』眉月じゅん

恋は雨上がりのように 1 (ビッグコミックス)

恋は雨上がりのように 1 (ビッグコミックス)

 

島本和彦先生の推薦文につられて思わず買いました。

冴えないバイト店長のオジサンに恋するクールビューティーな女子高生のお話。

いつもは(店長が嫌われてると誤解するくらい)無表情でクールなのに時折見せる笑顔に心射抜かれます!

結構他のサイトでもオススメに挙げられててかなり人気な作品みたいですね。

 

 

 ◆『波よ聞いてくれ』沙村広明

波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)

波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)

 

奇才で変態な超天才、沙村広明の新作。

酔っ払って隣の席のオッサンに絡んでたら、オッサンがラジオのディレクターで、録音された元彼のグチをラジオでOAされるとこから始まるお話。

沙村作品の中では『おひっこし』に近い日常系のギャグテイスト寄りの作品。

軽くてまったりな雰囲気ながらも相変わらずキレは健在。

非常にアレな作品が多い沙村作品の中では一番ビギナー向けではなかろうか。

 

 

 

 

 

 

残り半年、今年もまだまだ素敵な作品に出会えるといいなー。