YouTubeでB'zのLIVEが無料配信中なので全作レビューしてみる
かなり久々の更新。
ニュース等でも取り上げられてますが、
5/31までB'zの映像作品が全作無料公開されてます!!!
これを機に初めてB'zのLIVE作品を観る人も多いと思いますが、
これだけ作品数が多いとどれから観ればいいか分からない人もいると思います。
そこで簡単におさらいしていきます。
1.すべてがライブ映像というわけではない!!
今回公開されている映像作品ですが、全てがライブ映像というわけではありません。
特に下記の2作品はライブ作品とは異なります。
・『FILM RISKY』:PV集
・『The true meaning of "Brotherhood"?』:ドキュメンタリー映像
また、初期3作品『JUST ANOTHER LIFE』『LIVE RIPPER』『"BUZZ!!" THE MOVIE』は、
ライブ映像の合間にドキュメンタリー映像が挟まれており、純粋にライブ映像を楽しみたい人には不向きです。
2.とりあえず観るならPleasureライブ!!
B'zのライブには通常のアルバムツアーと、数年に一度開催されるPleasureライブの2種類があります。
Pleasureライブは有名曲だらけのライブで演出も派手なものが多いです。
とりあえず最初に観るのに困ったら『Pleasure』というタイトルが付いてるものを探せばいいと思います。
個人的には、ストイックなライブが好きなら『Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』、華やかなライブが好きなら『The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!』『Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER』が良いと思います。
3.全作レビュー!!
それでは全作品を簡単におさらい。
指標として「選曲の豪華さ」「演出の派手さ」「おすすめ度」の3つを付けました。
「選曲の豪華さ」
・有名曲の多さ。
・ただしファンとしては逆にレア曲があった方が嬉しいので、低いからといって悪いわけではないです。
「演出の派手さ」
・B'zといえば派手な演出!
・ただこれもストイックなライブが好きな人もいるので、低いからといって悪いわけではありません。
「おすすめ度」
・総合的なおすすめ度合い。
①『FILM RISKY』
1990年に発表されたアルバム『RISKY』の曲を中心としたPV集。
バブリーな時代が感じられてかなり恥ずかしい。
正直観なくてよいが、若くて可愛らしい稲葉さんを観たい方がいれば。
■選曲の豪華さ ★★
■演出の派手さ -
■おすすめ度 ★
②『JUST ANOTHER LIFE』
1991年に開催された『Pleasure '91』のライブ映像。
ドキュメンタリー映像が随所に挟まれており、ライブ映像だけ観たい人にはちょっとイライラする構成。
今のロックな感じのB'zではなく音も薄いので、激しくて格好いいB'zを観たい人にはオススメできない。
■選曲の豪華さ ★★★★
■演出の派手さ ★
■おすすめ度 ★★
③『LIVE RIPPER』
1993年に開催された『Pleasure'93 "JAP THE RIPPER"』を収録。
かなりイケイケな頃のホットパンツ稲葉さん全盛期。
この頃からだいぶロック色は強くなってきた。
ドキュメンタリー映像が挟まれたブツ切り構成なので、ちょっとイライラする。
【オススメ曲】
・ZERO(10:28~)
・裸足の女神(50:07~)
・BLOWIN'(55:00~)
■選曲の豪華さ ★★★★★
■演出の派手さ ★★★
■おすすめ度 ★★★
④『"BUZZ!!" THE MOVIE』
1995年のライブ『Pleasure '95 "BUZZ!!”』を収録。
当時初披露だった『LOVE PHANTOM』のダイブ演出は有名。
こちらもドキュメンタリー映像が所々入ってテンポが悪いのが難点だが、有名曲が非常に多く、若いイケイケのB'z観たい人には最初に観る作品してもオススメ。
当時ライブ映像作品としては売上歴代1位を更新した。
【オススメ曲】
・BLOWIN'(2:15~)
・恋心(KOI-GOKORO)(41:03~)
・LOVE PHANTOM(54:23~)
・ねがい(1:00:54~)
・ZERO(1:15:10~)
・ALONE(1:22:06~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★
⑤『The true meaning of "Brotherhood"?』
1999年に発表されたアルバム『Brotherhood』とそのライブの裏側を収録したドキュメンタリー作品。
ライブ映像は少なく、完全にファン向け。
■選曲の豪華さ ー
■演出の派手さ -
■おすすめ度 ★
⑥『once upon a time in 横浜 ~B’z LIVE-GYM ’99 “Brotherhood”~』
ファンの中では伝説として非常に人気の高いライブ。
特に『Brotherhood』での豪雨の中のロングシャウトは感動的。
派手な演出は少なめだが、稲葉さんの動きも非常に激しく、ストイックなライブが好きな人にはおすすめ。
【オススメ曲】
・ギリギリchop(2:28~)
・Liar! Liar!(11:51~)
・遠くまで(55:22~)※稲葉ソロ
・LOVE PHANTOM(1:22:16~)
・BAD COMMUNICATION(1:50:32~)
・Brotherhood(1:59:29~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★★
⑦『B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN-』
アルバム『ELEVEN』のツアーライブ。
ハードな内容だったアルバムの割には穏やかでのびのびした雰囲気なライブ。
【オススメ曲】
・スイマーよ2001!!(1:04:47~)
・恋心(KOI-GOKORO)(1:39:44~)
■選曲の豪華さ ★★★★★
■演出の派手さ ★★★
■おすすめ度 ★★★★
⑧『a BEAUTIFUL REEL. B'z LIVE-GYM 2002 GREEN ~GO★FIGHT★WIN~』
アルバム『GREEN』を引っさげたライブ。
アルバムも華やかだったがライブの演出も華やか。
和やかで良い雰囲気で、稲葉さんも非常に脂が乗っている時期で良い作品。
【オススメ曲】
GO★FIGHT★WIN(5:46)
熱き鼓動の果て(1:45:49)
juice(1:50:50)
■選曲の豪華さ ★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★
⑨『Typhoon No.15 ~B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!" in 渚園~』
デビュー15周年に台風15号が直撃したことから名付けられた記念碑的ライブ。
タイトルの通りPleasureライブはこれでラストの予定だった。(その後しれっと復活した)
今までのライブ演出を総まとめした内容で、見た目のインパクトはかなり派手。
特に『LOVE PHANTOM』のBUZZの再現は大いに盛り上がった。
そしてラストの『RUN』のサイリウムは必見。
最初に観る作品としては非常におすすめ。
【オススメ曲】
・アラクレ(4:57~)
・GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-(49:19~)
・LOVE PHANTOM(1:37:03~)
・BAD COMMUNICATION(2:03:47~)
・裸足の女神(2:20:19~)
・RUN(2:26:55~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★★★
⑩『B'z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-』
アルバム『THE CIRCLE』を引っさげたライブ。
特徴的な中央の円形ステージが見た目のインパクト大で非常に華やかな雰囲気のライブ。
『juice』での高速回転させられる稲葉さんはTVでも何回か紹介された。
『Mannequin Village』と『哀しきdreamer』は超レア曲。
【オススメ曲】
・juice(1:18:09~)
・愛のバクダン(1:29:52~)
・BANZAI(1:47:11~)
・ultra soul(1:52:19~)
■選曲の豪華さ ★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★
⑪『B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』
アルバム『MONSTER』を引っさげたツアーのライブ。
悪くはないのだが、これといった特徴がなく、良く言えば非常に王道なB'zのライブ。
『恋のサマーセッション』では女子高生風の衣装来たダンサー達と踊る稲葉さんも観れる。
稲葉さんの髪型がちょっと変なので(笑)、あまり多く語れない作品な気がする。
【オススメ曲】
・MVP(29:15~)
・MONSTER(1:16:00~)
・衝動(1:21:21~)
・ギリギリchop(1:45:30~)
■選曲の豪華さ ★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★
⑫『B'z LIVE in なんば』
元々はネット配信されたライブで、しばらく後にBlu-ray化された作品。
時期が『MONSTER'S GARAGE』に近いので選曲も近い。
海外にも配信されたため英語歌詞曲が多め。
良いところと言えば、やや小さいステージなので稲葉さんの歌声が安定してて聴きやすいとこ。
【オススメ曲】
・Real Thing Shakes(22:38~)
・DEVIL(26:31~)
■選曲の豪華さ ★★★★
■演出の派手さ ★★★
■おすすめ度 ★★★★
⑬『B'z SHOWCASE 2007 -19- at Zepp Tokyo』
元々はベストアルバムの特典だったが、後に『なんば』とセットでBlu-ray化。
後のライブツアーのための肩慣らし的な非常に小規模なツアーだが、珍しい曲が多数演奏され、ファンの中では人気が高い。
小さなステージなので演奏や稲葉さんの歌の上手さが際立ってて良い。
【オススメ曲】
・Out Of Control(1:17:33~)
・おでかけしましょ(1:29:11~)
■選曲の豪華さ ★★★★
■演出の派手さ ★★
■おすすめ度 ★★★★★★
⑭『B'z LIVE-GYM 2008 -ACTION-』
アルバム『ACTION』を引っさげたライブ。
後にデビュー20周年の大型ライブが控えてたので、アルバムツアーのステージとしてはやや小規模。
アルバムカラーの赤が特徴的なバランスの取れたライブで、稲葉さんの声の調子も良い。
【オススメ曲】
・黒い青春(4:56~)
・愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない(1:14:45~)
・SUPER LOVE SONG(1:45:09~)
・光芒(1:54:33~)
■選曲の豪華さ ★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★
⑮『B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure ~Typhoon No.20~』
当時未映像化だったライブを寄せ集めた裏ベスト的な映像作品。
時代はバラバラだが、一つのライブのような構成になってて面白い。
良いとこ取りをしてる作品なので派手な演出も多く、最初に観る作品としても良いと思う。
【オススメ曲】
・FIREBALL(1:58~)
・Real Thing Shakes(53:31~)
・アラクレ(2:05:42~)
・だからその手を離して(2:15:33~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★★★
⑯『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』
デビュー20周年記念ライブ。
完璧といって良いほど素晴らしいセトリ、演奏、当時40半ばとは思えない稲葉さんのライブパフォーマンス、全てが完成度高すぎ。
『RUN』の前のMCは感動的でファンの間でも伝説。
演出の派手さは少なめだが、最初から最後まで最高傑作のライブと思われる。
【オススメ曲】
・BAD COMMUNICATION(4:58~)
・LOVE PHANTOM(1:37:37~)
・juice(1:49:56~)
・Brotherhood(2:08:24~)
・ギリギリchop(2:14:11~)
・RUN(2:27:00~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★★★★
⑰『B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME』
アルバム『MAGIC』を引っさげたツアーのライブ。
アルバムも華やかでバランスが取れてて優等生だったが、ライブも『Mayday!』~『ultra soul』までの移動型ステージなど楽しい演出で同じく良い感じ。
【オススメ曲】
・LOVE PHANTOM(48:44~)
・Mayday!(1:03:16~)
・LOVE IS DEAD(1:24:33~)
・MOVE(1:50:50~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★
⑱『B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』
アルバム『C'mon』を引っさげたツアーのライブ。
決して悪くはないのだが、東日本大震災の後ということもあり、いまいち盛り上がりに欠ける印象。(照明が青を基調としているせいもあるが。)
オープニングのプロジェクションマッピングは当時国内最大級。
ライブでは珍しく『いつかのメリークリスマス』も披露。
【オススメ曲】
・BE THERE(23:40~)
・Brotherhood(1:03:53~)
・Liar! Liar!(1:33:29~)
・DIVE(1:42:50~)
・いつかのメリークリスマス(2:05:35~)
■選曲の豪華さ ★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★
⑲『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST-』
デビュー25周年記念の記念碑的なライブ。
20周年の『GLORY DAYS』との差別化もあってか『LADY NAVIGATION』など珍しい曲も披露。
『愛のバクダン』での飛行船や『Q&A』ので殺陣など、『GLORY DAYS』よりも演出は華やかで和やかな雰囲気のライブとなっている。
有名曲ももちろん多く最初に観る作品としてもオススメ。
【オススメ曲】
・あいかわらずなボクら(1:14:50~)
・愛のバクダン(1:25:19~)
・LOVE PHANTOM(1:34:14~)
・Q&A(1:39:00~)
・ギリギリchop(1:56:45~)
・RUN(2:10:10~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★★★
⑳『B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-』
アルバム『EPIC DAY』を引っさげたツアーのライブ。
夜のラスベガスをイメージしたようなステージで演出も全体的に華やか。
密かに人気のある『HEAT』も珍しく披露。
『ultra soul』『イチブトゼンブ』『愛のバクダン』など有名曲も揃えており、B'z初心者に薦めやすい。
【オススメ曲】
・HEAT(23:27~)
・ultra soul(1:37:09~)
・BURN(1:47:30~)
・愛のバクダン(2:17:27~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★★
㉑『B'z LIVE-GYM 2017-2018 "LIVE DINOSAUR"』
アルバム『DINOSAUR』を引っさげたツアーのライブ。
ジャングルをイメージしたようなステージで、『Dinosaur』での巨大恐竜のバルーンなど演出も華やかで面白い。
『赤い河』は超レア曲。『FIREBALL』や『MOTEL』も久々に演奏。
B'z初心者にも取っつきやすい映像作品だと思う。
【オススメ曲】
・赤い河(37:56~)
・Dinosaur(1:35:10~)
・フキアレナサイ(1:45:45~)
・Still Alive(2:00:46~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★★
㉒『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』
デビュー30周年記念ライブ。
ツアータイトルの『HINOTORI』は『LOVE PHANTOM』と対をなす曲で、ステージ演出も幻想的な感じ。
稲葉さんが喘息を発症して間もない時期で、かなり調子が悪い。
もちろん有名曲も多く、バンドの演奏力はめちゃくちゃ高く、本来であればオススメしたい作品なのがもどかしい。
(僕が参加した日産スタジアムは絶好調だったので、そっちも映像化してほしいところ)
【オススメ曲】
・恋心(KOI-GOKORO)(50:34~)
・ALONE(1:14:44~)
・LOVE PHANTOM~HINOTORI(1:22:40~)
・juice(1:37:03~)
・ギリギリchop(2:22:01~)
■選曲の豪華さ ★★★★★★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★★
㉓『B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-』
アルバム『NEW LOVE』を引っさげたツアーのライブで、2月に発売したばかりの作品。
デビュー31周年目で長年固定だったバンドメンバーを一新。
中でもベースのMohiniはインド人の女性でかなり目立つ。
最近のヒット曲『兵、走る』も収録しており、最新のB'zが観たい人にオススメ。
【オススメ曲】
・ultra soul(36:40~)
・RED(1:28:40~)
・Still Alive(1:37:40~)
・兵、走る(1:52:05~)
・juice(1:59:08~)
■選曲の豪華さ ★★★★★
■演出の派手さ ★★★★★★★
■おすすめ度 ★★★★★★★
4.最後に
配信は期間限定なので気に入った作品があったら、ぜひ買おう!
Typhoon No.15 B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME !!" in 渚園 [DVD]
- アーティスト:B’z
- 発売日: 2004/02/25
- メディア: DVD
B’z LIVE in なんば 2006 & B’z SHOWCASE 2007-19-at Zepp Tokyo(Blu-ray Disc)
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: Blu-ray