2012年 個人的にこのマンガがすごい!
しばらく更新してなかったですが、毎年恒例のコレだけはやっとこうと思います。
2012年に読んだ漫画の中で特に面白くてオススメの50作をご紹介。
本棚が限界なので正直あまり読めてない状況ですが・・・
【50位】お慕い申し上げます
「僧職系男子」物語。
一貫して「性欲」をテーマに描いてきた朔ユキ蔵の新作です。
主人公は結婚はしないことを誓いつつも、かつての憧れの女子マラソンランナーがお見合い相手に来たことで自身の性欲と葛藤する。
「住職」という業界漫画としても面白い作品です。
【49位】オトメの帝国
女子高生ギャルたちのちょっとお下劣なギャグ漫画。
百合要素もちょい有り。
こういう何も考えず、とりあえず笑える作品って好きです。
【48位】それは私と少女は言った
若くして自らの命を絶った少女、少女を死に至らしめたのは誰だったのか?
自殺の瞬間を目撃した5人の友人それぞれの視点からの短編ストーリーで構成されており、最後に「犯人」が分かる仕掛けとなっている。
かわいらしい絵柄とダウナーな内容のギャップが素敵な作品です。
【47位】宇宙大帝ギンガサンダーの冒険―水上悟志短編集 vol.3
『惑星のさみだれ』や『戦国妖孤』などで知られる水上悟志先生の短編集。
自由奔放かつ豪快な作風の方ですが、短編ということでさらに磨きがかかっており、実験的な作品が多いです。
完結した『惑星のさみだれ』のコミック未収録だった話も収録されてるのでファンは買い。
【46位】ねじまきカギュー
今年は生徒会との戦いが激化し、少年漫画らしいかなり熱い展開でした。
負の感情をブチ撒けたような豪快な絵にもさらに磨きがかかってます。
相変わらずテンションの高さが物凄い。
【45位】暗殺教室
今年大ヒットして話題沸騰中。
『魔人探偵ネウロ』の作者の新作にして、キャラ&表紙&ストーリーが大きなインパクト与えた。
物騒なタイトルですが中身はエンターテイメントな親しみやすいギャグ作品となってます。
【44位】ひだまりスケッチ
久しぶりの新刊。
ほっこり楽しめます。
こういう和める4コマってすごく良いです。
【43位】男子高校生の日常
普段通りの適当なノリで完結。
もっと続いてほしかったけど、人気絶頂のまま終わらせたのはすごいなぁ。
【42位】キーチVS
ついにキーチと甲斐のコンビが復活。
甲斐がフェードアウトしてからの展開は個人的に微妙だったので嬉しいところ。
確実に終焉が近づいてますが、どう締めるか・・?
【41位】牙の旅商人
美しい絵と完成されたストーリーが魅力的な作品。
帯の推薦文も田島昭宇、大暮維人、桂正和など大物が寄せてます。
ヤンガンだけにそろそろメディアミックスあるかな?
【40位】狼の口 ヴォルフスムント
決して破られることない最強かつ最恐の関所・狼の門でしたが、ついに民衆の反撃がスタート!
果たして成功となるか?
応援したいですが、初期の頃のえげつない残酷描写もそろそろ見てみたい。(←オィ
【39位】昭和元禄落語心中
1970年頃の日本を舞台に刑務所から出所した青年が大物落語家に弟子入り志願するところから始まる物語。
物語のテーマである「落語」を非常に丁寧にかつ読者に親しみやすく描いており、作者の力の入れようが伝わってきます。
女性向けの作品でメインの登場人物はほとんど男という珍しい作品ですが、ホモ臭くなく(笑)、男性でも読みやすいです。
【38位】イエスタデイをうたって
最新刊でもゆっくりまったり進んでます(笑)。
もどかしくて、じれったい、この作品の空気がたまらなく好きです。
ハルちゃんも榀子さんもたまらなくかわいい。
【37位】白衣のカノジョ
2巻に入って思いっきりイチャイチャしまくっててニヤニヤが止まらない危険な作品。
ちょっと変な性格の白衣のカノジョ・支倉先生が可愛くて、そしてエロエロです。
【36位】アイアムアヒーロー
最新刊では新たに来栖編がスタート。
相変わらず臨場感ある恐怖描写が独特で秀逸です。
【35位】ぼくらのフンカ祭
火山の噴火をきっかけに観光地化した町を舞台にした青臭い青春ストーリー。
松本大洋っぽい雰囲気だけど松本大洋よりストーリーがはっきりしてる感じです。
「何か凄いことしたい」と叫ぶ少年たちの何ともいえない青春もモヤモヤっぷりが素敵。
【34位】人間仮免中
統合失調症、自殺未遂、AV、スカトロ、夫の自殺など壮絶すぎる経歴を持つ作者のエッセイ漫画。
「このマンガがすごい!2013」第3位をはじめ、数々の漫画ランキングでも上位を獲得。
作品を出せたこと自体が奇跡であり、落書きのような絵に好き嫌いはあるだろうが、読後強烈な印象を残してくれることは間違いない。
【33位】百舌谷さん逆上する
百舌谷さんと葛原さんの過去のストーリーが終了。
締めくくりが見事なすごく良いラストでした。
【32位】もやしもん
ミス農大のお話が中心でしたが、やっぱり安定して面白いです。
新キャラの西野さんが一騒動起こしそうですが、それはまた次巻。
【31位】TRIGUNーMultiple Bullets
映画化を記念しての新作と、水上悟志先生や石黒正数先生などの豪華トリビュート作品を収録。
読む前は綺麗に完結した作品のサイドストーリーということで正直「う〜ん・・・」って感じだったのですが、これを読んで考えが変わりました。
ヴァッシュとウルフウッドの息のあったドタバタ劇をもっと見たかった自分に改めて気付かされました。
【29位】四月は君の嘘
かつて天才と呼ばれながらも突如ピアノが弾けなくなった少年の灰色の日々は、ある少女との出会いをきっかけに再び彩り出す。
まさに青春って感じのキラキラまぶしい作品。
今のところ主人公ペアにフラグが立ってないのが珍しい。
【28位】ウツボラ
エロティックでミステリアスな作風が魅力だった本作も2巻で完結。
色々と意見が分かれそうな終わり方だった。
主人公が急に美形になってビビった(笑)。
【27位】エクゾスカル零
荒廃した世界の中で正義を突き通す、かなりストイックな作品。
・・・でしたが、ヒロインキャラ(?)の六花と行動と共にするようになってから作者特有のギャグテイストも徐々に出てきて素敵です。
そろそろパンチの効いた展開が欲しいところ。
【26位】銀の匙 Silver Spoon
大ヒット中の大人気作品。
農業高校を舞台に、「食と生」などをテーマに置きながら、「自分のやりたいこと」に悩みながらも真正面に向き合っていく主人公に心動かされます。
楽しく読めるすごく良い青春モノです。
【25位】GIANT KILLING
説明不要の大人気サッカー漫画。
今回は観客サポーターに焦点が当たってます。
そして試合は最近じゃ珍しく不穏な展開・・・どうなるのか次巻が待ち遠しい。
【24位】ニッケルオデオン 赤
作者特有の、摩訶不思議で童話的でブラックな短編集。
シュール系なんだけど独特のかわいらしい絵柄で読んでて心地良いです。
【23位】HUNTER×HUNTER
アルカ編も終わり、「いざ新章へ!」ってところで終了。
話が広がりまくってますが、どうまとめる気なのか・・・。
そして連載はいつ再開されるのか・・・?
【22位】おやすみプンプン
連載当初小学生だったプンプンも大学生に。
愛子ちゃんとの再会からどんどん破滅的・絶望的な方向に進んでいくプンプン。
確実に行き詰まりの終焉に近づいてますが、謎の集団ペガサスの動向も気になるところ。
【21位】げんしけん 二代目
相変わらず斑目のヒロインっぷりはすごいな!(笑)
最新刊では非常にいいとこで終わってますが未収録のその後の展開も素晴らしかった。
心を掻き乱してくるのがホントに上手いです。
【20位】式の前日
一言で言うなれば「上質な短編集」です。
ネット上でも話題を呼んだ本作。
地味で静かながらも心温まるちょっと不思議な出来事を描いてます。
「良い作品」というのはまさにこういう作品のことを言うんだなぁと思った。
【19位】放浪息子
高校生編がスタートし、今のところ大きな動きもなくまったり進んでます。
とりあえずシュウとあんなちゃんは早く一発やっとけばいいと思うよ。(←えっ
【18位】ヴィンランド・サガ
自分の罪と向き合い前に進むことになった主人公ですが脱走した奴隷によって大騒動が。
戦争と奴隷が当たり前の時代における、やりきれない哀しいストーリーが素晴らしかったです。
あとはレイフとの再会が気になるところ。
【17位】ONE PIECE
魚人島編は評判通り個人的にも微妙でしたが、今のパンクハザード編は意外な人物が次々絡み出し、すごく面白いです。
映画も大ヒット中で未だ人気衰えないのを見るに、本当バケモノみたいな作品だと思う。
【16位】進撃の巨人
次から次へと衝撃的な連続で今年も沸かしてくれました。
初期のインパクトが強い作品がここにきて勢いが衰えないのは素直に凄いと思う。
アニメも凄まじい出来なようで公開が楽しみだ。
【15位】大東京トイボックス
途中までの不穏な展開から急に熱い展開となり今最高に面白くなってます。
ゲーム制作業界を舞台に表現規制やさまざまな問題に切り込んでいきます。
捕われた主人公がピンチな状況ですが、どう切り抜けるか!?
【14位】青い花
ついに付き合うことになった主人公の2人。
あぁぁぁぁぁぁぁああああぁああ〜(悶え)な感じです。
先行きは困難だらけでしょうが、温かく見守っていきたいです。
【13位】戦闘破壊学園ダンゲロス
「魔人」と呼ばれる異能者が多く集まる高校・通称「ダンゲロス」を舞台に、生徒会と番長グループ、そして転校生との三つ巴の闘争を描く。
ブッ飛んだストーリーと個性豊かなキャラ、テンポの良い展開が最高に面白いです。
ちなみに絵はかつて「オナニーマスター黒沢」「痴漢男」を漫画化し、ネット上で大人気を呼んだ方です。
【12位】溺れるナイフ
家の都合で読者モデルから急きょ田舎の旅館の娘となった主人公の夏芽は戸惑いつつもそこで出会った不思議な男の子に惹かれていく。
ジョージ朝倉作品はほとんど読んでたのに本作は何故か今までスルーしてました。
10代のグラグラした感情とキレのあるギャグが冴えわたってて素晴らしい。
【11位】ワンパンマン
どんな敵でも1発で倒すヒーロー・サイタマの活躍を描くアクションもの。
大雑把で豪快なストーリーと、『アイシールド21』でお馴染みの村田先生の超絶に凄すぎる絵が合わさってミラクルな作品となってます。
まだ単行本化されてないですが第17話はネット上でも大きな話題を呼んでおり、Web上で無料公開されてるので、まだ見てない人は要チェック。
【10位】はじまりのにいな
15歳で命を落とした少女の記憶を引き継いだ10歳の女の子・新菜と前世のかつての恋人との青春恋愛モノ。
健気な新菜ちゃんがたまらなく可愛い。
泣けて心温まるストーリーが素敵な作品です。
『これは恋のはなし』とか『たいようのいえ』とか、最近は年の差の恋愛モノが熱いな!
【9位】スピリットサークル
『惑星のさみだれ』で多くの漫画ファンを呻らせた作者の待望の新作。
霊が見える中学生の少年が不思議な少女との出会いをきっかけに数々の前世の記憶をたどるお話。
ストーリー展開の上手さは流石お見事。
とりあえずおバカな霊(?)のルンちゃんが可愛い。
【8位】テラフォーマーズ
「このマンガがすごい2013」で1位を獲得するなど今後大注目の本作。
さすが評判通りエンターテイメント作品で凄く面白いです。
進化したゴキブリvs人間の臨場感あるスリリングな展開が良質なハリウッド映画見てる様です。
【7位】宇宙兄弟
着実に宇宙へ近づきつつある兄と、苦難が続く弟。
さすが安定して面白いです。
アニメ化に映画化と最高に盛り上がった一年でした。
【6位】キングダム
秦vs連合国軍で絶体絶命のピンチでかなり熱い展開が続いてます。
主人公ももちろんですが、特に桓騎と王翦が格好良すぎでワクワクします。
【5位】ハイスコアガール
90年代を中心にスト2などゲームに熱中する少年と何故かゲームが超強いお嬢様を中心とした青春ストーリー。
「このマンガがすごい!2013」など数々のランキングで上位の期待の作品。
自分もまさにスト2世代なので読んでて懐かしくてワクワクします。
3巻では恋愛方向でも進展しており面白さ爆進中です。
【4位】俺物語!!
数々の人気ランキングで1位を獲得した説明不要の大注目作品。
久々に漫画読んで何度も笑った。
「今面白い作品は何か?」と聞かれれば間違いなくコレを紹介します。
ただし確実に出オチなので(笑)、今後どういう展開を見せるか。
【3位】となりの怪物くん
今年アニメ化したことで1巻から読み返しまくりでした。
原作ではついにハルの過去が明らかとなり、雫との関係にも大きな動きが・・・。
今月発売の次巻が待ち遠しすぎる。
頼むからアニメ2期やってくれー!!
【2位】空が灰色だから
突如現れた問題作。
かわいらしい絵柄と心をえぐってくる内容のギャップが素敵な1話完結型のショートストーリー集です。
本作もそうですが、少年チャンピオンは最近熱いですね。
【1位】3月のライオン
イジメ問題がある程度落ち着き、主人公vs宗谷名人から柳原棋匠vs島田8段へ。
60過ぎのおじいちゃんにここまで熱くさせられるとは・・・。
相変わらず内面描写が凄まじい、凄い作品です。
2012年は良作は多かったんですが、個人的には突き抜けてハマる作品がなかった感じでした。
そんな訳で『3月のライオン』が安定した面白さで1位に繰り上げです。
ただ『俺物語!!』や『テラフォーマーズ』などは一般受けが頷ける面白さで凄い良い作品だと思います。
個人的に1番好きな『ドリフターズ』は2012年に新刊がなかったので対象外。(笑)
今年はアニメ化される『断裁分離のクライムエッジ』が何気に楽しみです。