読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

実写『ルパン三世』感想(※ややネタバレあり)

色んな意味で話題の実写『ルパン三世』の映画見て来ました。

某批評サイト(※)のこともあってあまり期待せずに見たんですが、色々思うことがあったので感想を殴り書き。

(※超映画批評「ルパン三世」3点(100点満点中)

 

 

①ストーリー

他所でも色々言われてますが、今作は皆が期待してるであろうルパンの王道ストーリーではない感じです。

ルパン映画といえば、大きな敵がいて、ヒロインがいて、ルパン一味が宝を盗むことでヒロインも救われる、っていうのが王道パターンなイメージです。

けど今回は悪役とは別に、マイケルという男が今作のルパンと並ぶ主役で、不二子がヒロインの代わりな感じです。

不二子も不二子で思い悩むシーンが多くて、あまり不二子らしくありません。

あと最後で否定はされますが、不二子が中国人とのハーフという設定も「はぁ?」という感じでずっと頭に引っ掛かるのも残念。 

他にも色々(ルパンが組織に属してるなど)、ルパンっぽくないなぁと感じるシーンが多かったです。

これが小栗ルパンの実写3作目とか4作目ならまだ分かるんですけど、1作目くらいシンプルな王道ストーリーでやって欲しかったのが正直なところです。 

 

②キャスティング

個人的には、

ルパン=×、次元=○、五ェ門=○、不二子=△、銭形=○

 

次元と不二子は原作に近いかと言われれば微妙ですが、元々衣装がコスプレっぽくないので実写には馴染んでました。

ただ不二子は不二子っぽくないというか、もっとエロエロな方にやってほしかったです。

不二子のお色気シーンあってこそのルパン作品だし。

あと結構アクションシーンが多かったけど、不二子ってそんな格闘キャラでもないような・・・。

五ェ門と銭形はアニメのコミカルさを重視したような演技でキャラが濃くて、個人的には良かったと思います。

 

 

問題はルパン。

ルパンは誰がやっても批判は出るとは思いますが、小栗旬は童顔のせいで渋さが無いのが残念。

あと脚本の問題ですが、ルパンといえば頭のキレる底知れなさも魅力のひとつですが、今回のルパンはそこが全然伝わってこなかったのが残念。

ルパンの三枚目っぽさは出てるんですが、ただの運動神経の良い人って感じです。

まぁ実写ルパン自体無理はあるんですが、最後までコスプレっぽいというか違和感があり実写に馴染めなかったです。

 

 

 

③映像・演出

この作品の1番の問題はA級映画にもB級映画にもなりきれなかったことだと思います。

ハリウッド映画や007みたいには到底なれないんだから、とことんバカな感じでB級っぽさを突き抜ければまた評価は違ったと思います。

しかし今回は何とも中途半端な感じになってる印象です。


例えばカーチェイスのあと五ェ門が「またつまらぬものを斬ってしまった」という定番のセリフを言うシーン。

あそこは誰もが車が真っ二つになるのを期待したと思いますが、結果は・・・。

敵が服だけ斬られて素っ裸になるシーンもありません。

 

某批評サイトでも散々指摘されてる通りなので多くは語りませんが、「カッコよさ」ばかり意識しすぎてる感じです。

全編通してギャグシーン、観客を笑わせて楽しませようとするシーンはほとんどありません。


勿論過去のルパンアニメの中にもシリアスな作品はいくつかありますが、リアリティではなく、個人的にはもっと漫画的で実際には有り得ないようなブッ飛んだ映像を期待してました。 

 

 

④良いところ

悪いところばかり言いましたが良いところもそれなりにあります。

ルパンの衣装のこだわりや、スバル360、また映像的にもアニメで見たことあるようなシーンなど、原作(アニメ)のリスペクトも多々感じられます。

アクションシーンの大味な映像演出はアニメを実写化させてる感じで良かったです。

大筋のストーリーには納得いかないまでも、部分部分では「ルパンっぽい」と思えるシーンが多々ありました。

あとエンディングのPVっぽい映像は素敵な感じでした。

 

 

⑤その他

自分がストーリーに集中しきれてないせいかもしれませんが・・・。

不二子がマイケルに執着してる理由がいまいち謎で、視聴後スッキリしなかった。

マイケルを日本人にして兄妹説で突き通した方がまだ説得力はあったような・・・。

 

あと、決戦前の屋上の食事シーンで突然現れた外人のオッサン、あれ誰?

 

 

 

 

 

 

総括すると、1つの映画として見れば、そこまで駄作という訳ではありませんでした。

良いとこもそれなりにあっただけに色々勿体なくて残念。

さすがに3点は言い過ぎで、個人的には40点弱くらい?