1998年のマンガ事情
『コミック・ファン1998年総決算(たぶん)どこよりも早いまんがベストテン!』
という雑誌を押入れから発見。
業界関係者や一般読者からの票を元に集計したランキングらしいです。
ベストテンて書いてるのに何故か100位まで載ってます。
1998年―、それは私がマンガにハマり出した年。
つまり道を踏み外した年。(死
それまではジャンプすらまともに読んでなかった。
なので当時この本は非常に参考にさせていただきました。
その順位は今見ても中々興味深いです。
これを元に1998年のマンガ事情を振り返ってみよう。
1位『ONE PIECE』
2位『ベルセルク』
3位『TRIGUN MAXIMUM』
4位『HUNTER×HUNTER』
5位『百鬼夜行抄』
6位『彼氏彼女の事情』
7位『MONSTER』
8位『頭文字D』
9位『EDEN』
10位『センチメントの季節』
11位『多重人格探偵サイコ』
12位『GTO』
13位『残酷な神が支配する』
14位『ライン』
15位『ザ・ワールド・イズ・マイン』
16位『コミックマスターJ』
17位『こどものおもちゃ』
18位『キス』
19位『ARMS』
20位『陰陽師』
めんどくせぇので、以下、独断と偏見でチョイス。(ゴメンナサイ
21位『うずまき』
25位『め組の大吾』
27位『HELLSING』
28位『からくりサーカス』
29位『おごってジャンケン隊』
30位『カードキャプターさくら』
34位『はじめの一歩』
35位『ジョジョの奇妙な冒険』
37位『王ドロボウJING』
37位『ぼくんち』
40位『ストッパー毒島』
41位『エクセル・サーガ』
42位『デビューマン』
45位『大同人物語』
49位『モンキーターン』
50位『なるたる』
52位『EAT-MAN』
54位『蒼天航路』
56位『グラップラー刃牙』
57位『天上天下』
59位『クローズ』
60位『チョコの歌』
62位『狂四郎2030』
63位『殺し屋1』
65位『超速スピナー』
66位『バガボンド』
68位『最遊記』
69位『YASHA ‐夜叉‐』
70位『おたんこナース』
71位『封神演義』
72位『無限の住人』
72位『るろうに剣心』
82位『ハッピー・マニア』
87位『地雷震』
90位『えの素』
91位『プラスチック解体高校』
93位『世紀末リーダー伝たけし!』
95位『ヨコハマ買い出し紀行』
98位『犬夜叉』
100位『宗像教授伝奇考』
うぉぉぉお・・疲れた。やるんじゃなかった。
この年『GTO』がドラマ化され大ヒット。
マガジンがジャンプの売り上げを大きく上回っていた。
よって『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』の登場に読者は大きな期待を寄せたのだろう。
『ベルセルク』『TRIGUN』『頭文字D』『カレカノ』がアニメ化されヒット。
また『多重人格探偵サイコ』の登場は大きな衝撃を与えた。
安野モヨコもこの年ブレイク。
ちなみにこの年一番売れていた『コナン』はランク外・・。
現在大ヒット中の『HELLSING』『天上天下』はこの年スタート。
当時から注目されてたようです。
『バガボンド』はこの時コミック化されてないので本当は対象外ですが、
間違って投票した人が多かったためランクイン。
かなりの期待の大きさが伺えます。
『超速スピナー』は『焼きたて!!ジャぱん』の作家さん。
実は今年でデビュー20年の大ベテラン。
何故か私は『筋肉倶楽部』の頃から知ってます・・。
コミックの売り上げは氷河期の頃ですが、
個性的な作品が多く活躍していた興味深い時代だと思われ。
最近のことのようだが、何だかんだで時代を感じますな。