『ちはやふる』『惑星のさみだれ』他、最近の買い物

ちはやふる(5) (Be・Loveコミックス)

ちはやふる(5) (Be・Loveコミックス)

"かるた"に燃える高校生たちを描いた青春漫画。
少女漫画で文化競技ながら、勢いのある熱い展開が素敵。
"かるた"というマイナー競技のため周りからは変に見られつつも、一心不乱に熱中する主人公たちの姿が眩しい。


今巻は全国大会の続きで、高校生のトップとの対決。
圧倒的に強くて端麗な外見なのに、意外に天然なキャラで笑た。


しかし、これほど恋愛要素のない少女漫画も珍しいな。




“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

シリーズ第3巻。
毎回有名作品をオマージュしてますが、今回は武者小路実篤の『友情』。


このシリーズは本編の所々に初見では意味不明な手紙の文章のようなセリフが挿入されており、最後のオチでようやく意味が分かるのが特徴。
そして今回の使い方も秀逸で巧すぎ。
まさか最後の最後でそんなオチが用意されてるとは・・・完全に騙されてた。
衝撃の事実で、ある意味拍子抜けですが。(朝倉美羽、生きてるんかい!と。確かに一度も死んでるとは言ってなかったが。)
苦労人すぎるよ、芥川くん。。。


テーマとしては、「人と繋がることで犯した過去の過ちを乗り越えて前に進むこと」。
荒々しい感情の衝突が毎度のことながら凄い。



巻数を増すごとに琴吹ななせのツンデレっぷりの破壊力がヤバい。




MW(ムウ) (1) (小学館文庫)

MW(ムウ) (1) (小学館文庫)

前に篠房六郎氏が薦めてたので買ってみた。
知らなかったけど実写映画化するのね。


感想は、、、なんつーかコメントに困るな。


まぁ面白いっちゃ面白いんだけど、ツッコミどころが満載で。
・主人公がズラを被るだけで完璧な変装。声も完璧で誰も気づかない。
・主人公が何で人類滅亡させたいのか謎。
・主人公がエスパーでもない限り不可能な展開が多い。
・ラストシーン。何故に誰も疑わない?
等々。
いっそギャグ漫画として笑える作風でもないしね。
古典作品としは当時衝撃的な作品だったのだろうけど、今見るとちょっとね・・。


実写映画の方は神父役が美形すぎで笑った。
これでホモシーンをがっつりやってくれたら見る。


映画『MW』公式サイト



惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)

各所で評判なので買ってみた。
ヤバい。かなり面白い。


平凡な青年が突然使命を与えられ世界滅亡を食い止めるべく悪に立ち向かう・・・
というベッタベタな設定のはずなのに、どうしてこうなった!?


・主人公が性格破たん者。
・ヒロインも性格破たん者。主人公に守られるべきなのに、主人公の100倍くらい強い。
・唯一まともなのはトカゲのおっさん。


一筋縄にいかない殺伐とした個性的な作品に仕上がってます。
躍動感とスピード感ある戦闘シーンも素敵。


主人公がヒロインの僕(しもべ)で、主人公より圧倒的に強いというと『サザンアイズ』を思い出すなー。