『ファンロードを想う』他

久々更新。
また仕事が忙しくなってきて、生活のバランスがおかしいです。

■月刊ファンロード休刊！描いたハガキは何処へ行く…？（いけさんフロムFR・NEO RE）
ファンロードは昔よく購読してただけに、これはショック。
休刊は前にもあったけど、今回はもう厳しいか・・？

【ファンロードとは？】
ファンロードってのは、読者からの投稿のみで成り立ってるオタク向けの雑誌です。
少年ジャンプにおけるジャンプ放送局しかり、ラジオにおけるネタの投稿しかり。
それらが丸々一冊になった感じ。

昔はネットが普及してなかったので、イラストやネタを多人数に見てもらうためにはハガキの投稿が主流だったわけです。
そんなわけで、ファンロードはアマチュアのイラストレーターやネタ師の登竜門的存在だったわけです。
ファンロードに載ることがステータスな時代があったわけです・・・たぶん。

【ファンロード出身者】
ファンロード（wikipedia)
あずまきよひこ　　（『あずまんが大王』『よつばと』が大ヒット）
新井理恵　　　　　（代表作『Ｍ』など）
有馬啓太郎　　　　（『月詠〜MOON PHASE〜』で有名）
犬上すくね　　　　（『恋愛ディストーション』『ラバース７』など）
岩岡ヒサエ　　　　（月刊IKKIなどで活躍）
漆原友紀　　　　　（『蟲師』が大ヒット）
折原みと　　　　（小説『時の輝き』がベストセラー）
影崎由那　　　　　（最近は『ひぐらしのなく頃に』の漫画版を）
カトウハルアキ　　（『ヒャッコ』がヒット）
こげどんぼ　　　　（『デ・ジ・キャラット』『ぴたテン』など）
さんりようこ　　　（『Ｂ型Ｈ系』など）
柴田亜美　　　　　（『パプワくん』『自由人HERO』が大ヒット）
ながいけん　　　　（『モテモテ王国』でコアなファンを持つ）
ばらスィー　　　　（『苺ましまろ』など）
藤島康介　　　　　（『逮捕しちゃうぞ』『あぁ女神さま』などヒット作多数）
安永航一郎　　　　（『県立地球防衛軍』『火星人刑事』など）
吉崎観音　　　　　（『ケロロ軍曹』で有名）

などなど、物凄い面々。
てか、犬上すくね、岩岡ヒサエ、カトウハルアキは今知ッタヨ。

【名物コーナー】
ひとつの作品を総力的に特集する『シュミ特』や、不味い食べ物を紹介する『ゲゲボフード』など。
また、ある作品の作風で別の作品を描くといったようなネタ絵なども多く掲載。

個人的には、漫画の絵だけを黒く塗りつぶしてセリフだけにすると下ネタになるものを集めた『新婚さん』コーナーが好きでした。
例えば・・・

・「いいの？」「・・うん」「本当に久し振りだ。うまくできるだろうか」
・「あ、こんなとこに穴見っーけ♪」・・スッ　ドッパーン！！！
・「我の名は玄武。４つ子の中で一番激しい攻撃を得意とする。攻めて攻めて攻めて攻めて！！！」

１番上が『ハンターハンター』、２番目が『テニプリ』、３番目が『るろ剣』のワンシーン。
（うろ覚えなんで細かいセリフは間違ってると思う。）

【衰退の原因】
明らかにネットの普及でしょう。
頑張って描いても載る確率が限られてる投稿よりも、確実に多くの人に自分の作品を見てもらえることが可能な世の中になりました。
朝目新聞や、ニコニコ動画、pixivなど素人作品の活躍の場が広がり、投稿の価値が薄れたように思います。
実際に投稿してから載るまで２ケ月ほどかかったのも問題だったと思います。
私も、ネットをやるようになってからは購買する頻度は徐々に減っていきました。

ずっと好きだったものが無くなってしまうのは寂しいですが、時代なのかなぁと思います。
バイバイ、ありがとう、さようなら。ファンロードに栄光あれ。